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[ハンギョレ21 2012.03.26第903号] 三星(サムスン)電子、片っ端から分社しろ?

[焦点] 三星電子LCD事業部、‘3時間 分社説明会’後に転職同意書集める…分社を拒否した職員は懲戒委へ回付(1786字)

□ イ・ジョンフン

"同意書を書かなくとも派遣形式でここで仕事をせざるをえなくするだろう。"
三星電子ホン・某(34)先任が会社幹部と面談しながら聞いた話だ。‘ここで’は三星電子が子会社として新たに作る‘三星ディスプレイ’だ。 三星電子理事会は去る2月20日、液晶表示装置(LCD)事業部を分割して子会社を設立することを決めた。 ホン先任は三星電子を退社して子会社に再入社しろとの会社の指示を拒否している。 そのため去る2月から数回会社幹部らと面談をした。

←三星電子のホン・某先任が会社側LCD事業部門の分割決定に対する不当性を<ハンギョレ21>記者に説明している。 <ハンギョレ21>キム・ギョンホ

分社後の合併手順、退出可能性高い

 三星電子の子会社設立計画はあっという間に進行された。理事会決定された翌日から1万7千人余りに及ぶLCD事業部門労働者の転職同意書を集めた。説明会は3回開かれた。 三星電子パク・ドンゴン副社長が忠南(チュンナム)湯井(タンジョン)工場の大講堂で300人余りを相手に説明会を開いた。 残りの労働者は社内TVで見守った。LCD事業部門のチーム長とグループ長が再び所属職員を相手に説明会を1回ずつ開いた。 3月16日の株主総会で子会社設立案件は通過した。

 だが、会社側説明が不足しており公平性にも問題がるという指摘が出ている。 ホン先任は説明会について「三星電子を見て入社した人々に計3時間の説明が全てであった」として「赤字がひどく分社をしてでも‘より良い会社を作ろうとするもの' と説明した" と話した。

 赤字事業部門を外せば三星電子には役立つだろう。だが、労働者は構造調整の危険に追いやられかねない。三星は新たに作る三星ディスプレイと既存の三星モバイルディスプレイの合併を検討中だ。 業界では今年中に一体になるだろうと見通している。 そうなる場合、2つの会社間で重複する部分をどのように処理するかという問題が発生する。 TVと携帯電話などの画面がLCDから有機発光ダイオード(OLED)に移っていく傾向なので、退出する側は三星電子LCD部門になる可能性が大きい。

 事情がこうであるにも関わらず多くの職員が同意書を提出した。 三星電子側は 「職員が新しい会社のビジョンに共感したので高い同意率が出てきた」 と説明した。 だが、会社の強要と無労組のためだという反論が出ている。ホン先任は「生産ラインで3交代で仕事をする職員1万人余りは、同意書を提出して退勤しろという言葉に同意書を書かざるをえなかった」として「労働者の意見を代弁する労組がなく反発しにくい構造」と話した。

 このような状況で携帯メールで分社に抗議する‘親指示威’が進行している。 ホン先任が去る3月14日に同僚に送った携帯メールが再び他の職員に伝播している。 携帯メールには‘先月の転職同意書署名過程で個人の意見と選択の権利は無視された。 経営陣は謝罪し△転職者に慰労金支給△希望退職受付△残留希望者に対する転社公募などを要請しよう’などの内容が含まれている。

‘何もできなかった自分たちが悲しかった’

 携帯メールは3月16日現在、数千人に伝えられた。 相当数の職員は‘同僚の代わりに口になってくれたことに拍手を贈りたい’‘何もできなかった自分たちの姿がとても悲しかった’等の反応を示した。 会社はホン先任を懲戒委員会に回付すると3月15日通知した。これに対してホン先任は「2004年湯井工場に入社して1ヶ月に28~29日を朝8時に出勤し夜11~12時まで仕事をして肺結核にかかった」として「他の職員も似たような境遇だ。 献身して働いた会社からこのような形で追い出されることに対し、このような方式ででも抵抗の声を聞かせたかった」と話した。

イ・ジョンフン記者 ljh9242@hani.co.kr

原文: http://h21.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/31632.html 訳J.S