本文に移動
全体  > 経済

三星(サムスン)の反撃‘失敗’

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/500894.html

原文入力:2011/10/15 02:04(1051字)
チョン・ユギョン記者


オランダ裁判所、アップル相手の仮処分申請 棄却
チェ・ジソン "ペナルティキック 5ヶ中 1~2ヶのみ防げば良い"


三星電子がアップルを相手に提起したiPhone・iPadなど3世代(G)通信技術使用製品に対する販売禁止仮処分申請が棄却された。 先立ってドイツ・オーストラリアなどでアップルが三星を相手に提起した‘ギャラクシータブ10.1’の販売禁止仮処分申請では裁判所がアップルの手をあげた経緯があり、今回の判決で逆攻勢に出ようとしていた三星の計画にブレーキがかかった。

オランダ、ハーグ地裁は14日(現地時間)三星が提起した販売禁止仮処分申請を棄却した。 ハーグ裁判所は判決文を通じて 「アップルが使った三星の技術はヨーロッパ通信標準研究所(ETSI)の規定上 標準化された‘必須特許技術’であり、誰にでもいわゆる‘公正で、合理的で、非差別的な(FRAND)方式’で提供する義務がある」と明らかにした。FRANDは特許がない業者が標準特許で製品を作った後に、その後の特許料を支払うもので、特許権者が特許を利用して競争会社の市場進入を阻む行為を防ぐための措置だ。 三星は今月初め、オランダでアップルの特許使用問題が解決されるまでiPhoneなどに対するオランダ国内での販売を禁止してくれと申請していた。ロイター通信は 「今回の判決はフランス、イタリアなどで特許侵害を理由としてiPhoneの販売禁止を狙った三星に大きな打撃」と評価した。


裁判所が販売禁止仮処分申請を棄却したことによりアップルはiPhone4S発売と関連して製品を撤収しなければならない状況からはひとまず抜け出した。 しかし今後、三星に支払わなければならない特許料問題を解決しなければならず、他国でも一連の訴訟が続くと見られるためグローバル訴訟戦は長期化する展望だ。チェ・ジソン三星電子副会長は14日、イ・ゴンヒ三星電子会長の米国出張を出迎えにきた金浦空港で記者たちと会い、アップルに対して「これ以上座視できない」として「5回あるペナルティーキックの中で1,2回だけ防げば良い」と長期的に強硬対応すると明らかにした。


チョン・ユギョン記者 edge@hani.co.kr


原文: 訳J.S