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牛乳価格 お前もか…

原文入力:2011/07/26 20:39(1391字)
キム・ウンヒョン記者、シン・ソヨン記者

酪農業者たち "原乳価格 24% 引き上げられなければ供給拒否"
口蹄疫・梅雨の余波…少なくとも10%引き上げ 不可避の公算

←葬服を着た韓国酪農肉牛協会会員たちが26日午後、ソウル、汝矣島公園、文化の広場で‘全国酪農肉牛人総決起大会’を開き‘牧場原乳価格 現実化’を要求し牛乳をからだに浴びせている。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

乳加工業者に原乳を供給する酪農業者が原乳価格の引き上げを強く主張し、貸切保証金、オイル価格に続き 牛乳価格波動の可能性までが高まっている。酪農業者らの要求がそのまま反映されることはないが、政府と乳加工企業等が値上げの必要性に共感しており、最小限 10%以上の消費者価額上昇は避けられないものと見られる。その場合、他の加工食品の連鎖的な値上げも憂慮される。

韓国酪農肉牛協会会員5千人余り(警察推算)は26日、ソウル、汝矣島の文化の広場で総決起大会を開き、原乳価格現実化を政府に要求した。協会は「2008年以後、牧場原乳基本価格がリットル当たり704ウォンで3年間凍結しているが異常気象で牛乳生産量は減少し、経費は暴騰した」として「酪農家が生産費暴騰に耐えるためには原乳価格をリットル当たり173ウォン引き上げなければならない」と主張した。また「原油価格が現実化されない場合、牛乳供給を拒否するなどすべての手段を動員する」と明らかにした。

2000年代に入り原乳価格は2004年9月と2008年8月の二度にかけて各々12.9%、20.5%ずつ上がった。今回、酪農家が要求した引上げ率は何と24.6%だ。彼らは原材料価格の暴騰による飼料価格引き上げと人件費上昇などを値上げ要因として挙げた。特に口蹄疫で春から原乳供給量が15%ほど減ったうえに、最近の梅雨、猛暑などで供給難がより一層深刻化され価格現実化を持ち出した。2008年に原乳価格上昇で1リットルいり白牛乳の小売り価格は1850~1900ウォンから2200ウォン台に値上がりし、今回の酪農家の主張が反映されれば価格が2700ウォン以上に跳ね上がる展望だ。乳加工企業等は難色を示している。彼らが提示した引上げ案は41ウォンだ。乳加工協会関係者は「一定程度の引き上げが避けられないということに共感している」と話した。

現在、原乳価格は値上げ要因が生じる場合、生産者である酪農業者らと需要者である乳加工業者が価格変動案を提案し、農林水産食品部の指導監督を受ける酪農振興会理事会が最終価格を決める。政府が原乳価格引き上げに介入すると見られ、価格を20%以上 上げることは容易ではない展望だ。

しかし引き上げ自体を防ぐことは難しいものと見られる。乳加工業者関係者は「以前の引上げ幅から見るとき、今回の引上げ率も2桁になる可能性が高い」とし「最近、牛乳の供給不足が例年より激しいうえに、口蹄疫の余波が1年を超えて続く展望であるため酪農家の声が強まらざるを得ない」と話した。 キム・ウンヒョン記者 dmsgud@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/489152.html 訳J.S