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外貨借入ますます困難に

原文入力:2009-02-25午前01:58:04
‘国家不渡り危険尺度’  CDSプレミアム4.45%に上昇
通貨スワップ 以後 最高値…為替レートにも否定的影響を与える

チョン・ナムグ記者

←ウォン-ドル為替レートが27.3ウォン上がった1516.3ウォンで締め切られ11年ぶりに最高値を更新した24日午後、ソウル,乙支路の外換銀行本店ディーリングルームでディーラーたちが深刻な表情でモニターを見つめている。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

ウォン-ドル為替レートが再び1500ウォン台に上がった中で、国際金融市場で我が国外国為替平衡基金債権(外平債)と国内銀行に対する投資危険度が昨年10月末の韓-米通貨スワップ締結後の最高値に跳ね上がった。これは政府と銀行の外貨調達条件がさらに悪くなっているという意味で為替レート安定に良くない影響を及ぼすものと見られる。

24日国際金融センター集計によれば、国外金融市場で23日基準の我が国外平債5年物の信用不渡りスワップ(CDS)プレミアムは前日より0.11%ポイント上がり、4.45%ポイントに達した。これは韓-米通貨スワップ契約直前の昨年10月29日の5.64%ポイント以後最高値だ。

CDS プレミアムは債権保有者が債権不渡りになる場合、代わってお金を支給されることにして保証会社に出す手数料を年利率に換算したもので、数値が大きいほど該当債権の不渡り危険を高く見るということだ。CDSプレミアムが1%ポイント上がれば、1億ドルを調達する時に年間100万ドルの費用が多くかかることになる。これに伴い政府が外平債を追加発行し外国為替市場安定資金として使おうとしていた計画も当面推進しにくくなった。政府は今年最大60億ドル分の外平債を発行することができるように国会同意を得ている状態だ。

←信用不渡りスワップ プレミアム推移

我が国外平債のCDSプレミアム(4.45%ポイント)はロシア(7.18%ポイント),インドネシア(6.59%ポイント)よりは低く、メキシコ(4.40%ポイント)、フィリピン(4.53%ポイント)と同等、中国(2.45%ポイント)よりははるかに高い水準だ。昨年末(3.16%ポイント)と比べれば外平債CDSプレミアムは1.29%ポイント上がり、主要新興国の中でメキシコ(1.48%ポイント)に次いで上昇幅が大きい。これは我が国経済の対外依存度が高いうえに、短期外債も多いためと解説される。

ウリ銀行と新韓銀行のCDSプレミアムも韓-米通貨スワップ締結以後の最高値に達するなど銀行の外貨借入条件も悪くなっている。特に健全性が相対的に劣るウリ銀行のプレミアムは23日6.52%ポイントで昨年末に比べ2.04%ポイントも上がった。新韓銀行(5.74%ポイント)は1.6%ポイント,ハナ銀行(5.88%ポイント)も1.59%ポイント上がった。輸出入銀行(4.90%ポイント),産業銀行(4.92%ポイント),企業銀行(5.03%ポイント),国民銀行(5.09%ポイント)のプレミアムは今年に入り1.1%ポイント内外上がった。

国内銀行は今年に入り去る6日までに計88億4千万ドルの外貨を国際金融市場で調達したが、この内66億ドルは国策銀行である産業銀行(36億ドル)と輸出入銀行(30億ドル)の持分だった。民間銀行の外貨資金調達規模はすべて合わせて22億4千万ドルに止まった。政府は最近銀行外貨借入に対する政府保証手数料を保証残額の1.0%から0.7%に下げたが、0.3%ポイントの手数料引下げ幅よりCDSプレミアム上昇幅がはるかに大きく外貨資金調達に大きな助けにはならないと見える。

チョン・ナムグ記者jeje@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/340685.html

原文: 訳J.S