原文入力:2011/06/24 20:54(1519字)
チョン・ユギョン記者
APPダウンロードは無料だが、ゲーム途中‘内部決済’方式
クレジットカード・暗証番号は聞かずに通信費に合算‘狼狽’が常
七才になった息子を持つコ・ヒョンスク(42)氏は最近‘無料ゲーム’を子供にダウンロードし‘料金爆弾’に遭った。週末に子供がスマートフォンを持ちゲームをしたいと言い、T storeで<ERUEL WARS>というゲーム アプリケーション(以下APP)を無料であることを確認して設置したが、半日で情報利用料15万ウォン超過通知を受け取った。
分かってみればこのAPPは無料のように見えるが‘内部決済’になるAPPだった。内部決済とは、APP内で追加購入が可能なシステムだ。ダウンロードを受けるのは無料だが実際にゲームを進行すると金を出さなければならなかったり有料アイテムを購入するようにする形で現金決済を誘導する‘部分有料化’だ。昨年アップルAPPストアに続き、今年からグーグル アンドロイド マーケットにも導入された。APP製作の収益性を高め、APP市場を活性化しようという趣旨だ。
このシステムは持続的に追加料金決済が可能で、自制力の不足した子供や青少年にはややもすれば‘料金爆弾’になりうる。T storeの場合、通信社の決済システムを活用しており、クレジットカードがない青少年でも内部決済ができる。購入通知文字がなく、通信費に合算され一度に請求されるため両親が直ちに知ることも難しい。今後、こうしたことはアンドロイド マーケットにも広がる展望だ。グーグルが22日、放送通信委員会に‘通信課金サービス業者’として登録し国内通信業者を通じた小額決済サービスが可能になったためだ。通信業者は使用者が内部決済時に払った‘情報利用料’の30%ほどを得る。
しかもアンドロイドフォンの場合、APP内部決済をしても追加で暗証番号を尋ねることはない。無料APPだと理解し安心してダウンロードし子供に渡し、子供がミスで間違って押すことになる場合も多い。iPhoneの場合、APPをダウンロードする時にアカウントの秘密番号を要求するが、APP設置から15分以内には秘密番号を尋ねないため設置後に時間が経過してからスマートフォンを渡した方が良い。ただしiPhoneは‘遮断’機能を活用すればAPP内部決済をできないようにすることができる。
有料APPも内部決済システムが導入され消費者たちの不満が大きくなっている。購入する時に金を出しゲームをしながら、追加でまた金を出すことになるわけだ。使用者は「すでに買うときにお金を支払ったゲームなのに‘現質’(現金で追加決済をすることを指す言葉)をしなければならない」「有料パッチの後に良くなったことはなく、キャラクタースロットまで現金決済をしてこそ開かれる」と不満を打ち明けた。
こういう‘内部決済’ゲームは大幅に増える傾向だ。市場調査機関ストゥラベイスは去る2月、APPストア内アプリケーションの収益モデル別売り上げ比重変化(2010年6月~12月)を分析した結果、有料APP方式は64%から51%に減ったが、APP内部決済を結合した無料APPの比重は14%から34%に増加したと明らかにした。 残り15%はAPP内部決済を結合した有料APPだった。 チョン・ユギョン記者 edge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/484449.html 訳J.S