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IMF、韓国 金利引き上げ・ウォン切上げ注文

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/483315.html

原文入力:2011/06/17 19:58(890字)
ユ・イグン記者

国際通貨基金(IMF)が韓国政府に追加的な金利引き上げとウォン貨の平価切上げ(為替レート下落)を注文した。
国際通貨基金は17日‘2011年IMF-韓国例年協議’結果を発表しながら「通貨条件は依然として緩い(通貨膨張)」とし「(経済の)軟着陸のためにはさらに粘り強い通貨緊縮政策が必要だ」と明らかにした。年3.25%である基準金利の追加引き上げを勧告したものだ。

スビル ラル国際通貨基金韓国担当課長は「まだ実質政策金利が低いために金利を高めインフレーション圧力を抑制する必要がある」とし「金利引き上げは家計貸し出し増加も統制するだろう」と話した。国内消費者物価上昇率は去る1月以後、5ヶ月連続で4%台の高どまりを続けている。

国際通貨基金はまた「今年実施された行政的物価安定措置(割当関税拡大など)がある程度 効果的だったが、長期的には総需要圧力を緩和したりインフレ期待心理を防げない」と指摘した。去る4月、韓国の今年度物価上昇率を4.5%と展望したこの機構はこの日、展望値を4.3%に下方修正したが政府の目標値である3%台に比較すれば相変らず高い水準だ。

国際通貨基金は高為替レート(ウォン貨劣勢)に固執している韓国政府の為替レート政策も問題視した。

通貨基金は 「為替レートの柔軟性も物価上昇対応のために必須要素」として「為替レートの柔軟性維持は非交易部門(内需)を活性化し、この部門のための家計所得増加を後押しするために必要だ」と明らかにした。物価を抑え内需を拡大しようとするならウォン貨の平価切上げを容認しなければならないという話だ。この機構は去る4月に発表した韓国経済の今年の成長率展望値4.5%と来年度展望値4.2%をそのまま維持した。

ユ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr

原文: 訳J.S