原文入力:2011-04-25午後11:03:31(1425字)
金融監督院、6ヶ貯蓄銀行 特典引き出しなど本格調査
チョン・セラ記者
←気をもむ預金者たち 釜山貯蓄銀行と大田貯蓄銀行が金融当局から6ヶ月の営業停止処分を受けた中で、18日 釜山貯蓄銀行の系列会社である釜山2貯蓄銀行海雲台支店前で預金者が預金引き出しのための番号札を受け取るために長く行列をつくって待っている。
釜山貯蓄銀行が営業停止前夜にVIP顧客らに別途連絡して巨額の預金を引き出してやったのに加え( ▲[単独] 釜山貯蓄銀行、営業停止前夜 VIPにだけ預金払戻し http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1470159.html )役職員らの親戚・知人の預金も金融実名制法にまで違反しながら前もって抜き出していたことが確認された。金融監督院はこれに伴い、関連内容を検察に通知し、去る2月に相次いで営業停止に入った6ヶ貯蓄銀行の特典・不法預金引き出しに対する調査を本格化した。
25日、金融監督院関係者は「釜山貯蓄銀行などの役職員が営業停止前夜に親戚・知人らに連絡し預金を引き出すようにしていた事実が明らかになり、VIP顧客らに別途連絡を回し預金を引き出しするようにしていた可能性も充分なだけに関連事実を確認し厳重に処罰する」と明らかにした。また、この関係者は「釜山貯蓄銀行と釜山2貯蓄銀行は役職員が営業締め切り以後に慌てて親戚などの預金を引き出しながら預金者本人が店舗に来なかったにも関わらず預金を無断で引き出すなど金融実名制法に違反した事実が明らかになり、他の4ヶ貯蓄銀行も同じ事項を確認中」と話した。
釜山・釜山2等、6ヶ貯蓄銀行で営業停止前日の営業外時間帯に行われた引き出し規模は1千億ウォン台、3200件余りに達するが、重複送金の部分を除けば実際規模は相当減る。金融監督院はこれらの中に不法・特典引き出しがあると見て営業所の防犯TV(CCTV)画面を確保するなど詳細な調査に入る一方、営業停止に慌てて預金を引き出した顧客名簿を検察に通知した。
不法引き出しは営業締め切り以前にも起きた可能性がある。金融実名制法上、金融機関職員は預金通帳と印鑑所持者が預金者本人ではないという事実を認知した場合、別途の委任状なしでは預金を解約することができなくなっている。金融監督院関係者は「役職員は親戚などの預金通帳と印鑑を預かっておき営業停止が差し迫った前日に自分が直接解約するなり、急ならば自分の印鑑を捺して預金を引き出すこともした」と話した。これにはVIP顧客らも含まれうる。
金融監督院はこういう状況を当時把握しながらも預金引き出しを阻むことができなかった。金融監督院は24日、営業停止前夜に不当な預金引き出しを禁止する公文書を送ったことはないと否認した。しかし一日経って言葉を変え「現場監督官が去る2月16日夕8時50分頃‘顧客が来訪していない状態で職員が顧客の預金を無断で引き出し送金している’として、これを禁止するという内容の公文書を送った」と認めた。 チョン・セラ記者 seraj@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/474815.html 訳J.S