原文入力:2011-03-10午前08:11:51(1056字)
ユン・ジュンヒョン長官 "安定成長 追求" 初言及
経済目標まもなく修正する模様…金利引き上げ 予告
アン・ソンヒ記者
最近、物価不安が深刻になる中で政府が既存の‘成長優先主義’基調から旋回し、成長より物価安定を重視する‘安定成長’を追求すると宣言した。これに伴い、政府の既存経済目標である‘5%成長率、3%物価上昇率’も近い将来に修正するものと予想される。また、韓国銀行が今後より一層積極的に基準金利引き上げに出る可能性が高まった。
ユン・ジュンヒョン企画財政部長官は9日、国家経営戦略研究院招請講演で「今年に入り我が国の経済は実物部分の好調傾向が続いているのは事実だが、物価不安により全般的な不確実性が高く、このような回復の流れが続くのか楽観することは難しい状況」としつつ「したがって堅固なマクロ経済を土台に‘安定成長’になれるよう政策を運用する。物価安定は今年度マクロ政策の核心」と明らかにした。政府が経済運用基調と関連して‘安定成長’という表現を使ったのは今回が初めてだ。‘安定成長’は一般的に‘物価不安を誘発しない程度の成長水準’を意味するが、物価が多少不安でも成長率を高めなければならないという基調とは反対と言える。
ユン長官は物価不安原因と関連しても「異常寒波と口蹄疫による農畜産物の供給萎縮、及び国際石油価格上昇など供給部門の衝撃に主に起因するが、最近ではインフレ期待心理と景気回復、豊富な流動性にともなう需要側面の物価圧力も順次高まっている」と話した。これは物価上昇原因として供給衝撃だけを強調した既存論理から大きく変わったものだ。
キム・チュンス韓銀総裁もこの日、国会企画財政委員会に参加し‘物価と成長が相反する場合、どちらに優位を置くか’という議員の質問に「物価より重要な価値はない」と答えた。韓銀は3月基準金利決定のための金融通貨委員会会議を10日に開く。政府もこの日 李明博大統領主催で国民経済対策会議を開き物価対策を議論する予定だ。
一方、ユン長官はこの日の講演後、記者らと会い「オイル価格の段階別にどのように対応するのか、油類税減免を含めて色々なシナリオを準備している」と話した。 アン・ソンヒ記者 shan@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/467219.html 訳J.S