原文入力:2011-01-10午後08:47:23(858字)
"米 大型銀行ら、成長障害物" 批判も
カン・テホ記者
米国の支配は終わらんとしており、中国の経済規模が10年以内に米国を追い越すだろう。また、中国の元貨が今後20年以内に世界基軸通貨になりうる。
米コロラド、デンバーで開かれた米経済学協会(AEA)例年大会に参加した米経済学分野の著名な学者らは、短期および中長期的観点で米国の衰退と中国の浮上を展望し、多くの経済学者らが米国経済を導いていく連邦準備制度(Fed)と巨大銀行の役割を肯定的に評価しなかったと<ウォールストリート ジャーナル>が去る7日 伝えた。これらの内容は中国官営英字紙<チャイナ デイリー>も主要に扱った。
国際通貨基金(IMF)の首席アナリストを務めたサイモン・ジョンソン マサチューセッツ工大(MIT)教授は「米国が支配的地位を享受した時代は終わった」とし、中国の元貨が20年以内に基軸通貨となると話した。彼は金融危機の原因を扱うある会議で「米国で触発された世界金融危機は決して終わったのではなく、巨大で影響力のある銀行らが依然として米国経済の成長を遮断している」と指摘した。同じく国際通貨基金アナリストを務めたラグラム ラジャン シカゴ経営大学院教授も「米国の支配はほとんど終わった」とし「ただし主要な決定者としての米国の役割は相当期間続くだろう」と展望した。
適正先物価格モデルを提示して97年にノーベル経済学賞を受賞したマイロン ショールズは 「今、銀行らは準公的機関になり革新が順次消えており、それによって経済が苦痛を受けている」と話し金融機関が経済成長の障害物になっているという認識を示した。
カン・テホ記者 kankan1@hani.co.kr
原文: 訳J.S