原文入力:2010-11-17午前08:05:14(1295字)
寒くなったでしょう? 冬の朝、車の窓ガラスにおりた霜は除去する不便のみならず運転にも危険です。そのような日、ヒーターをひねれば室内と外部気温差のためにたちまちフロントガラスに水蒸気がついてさ。霧がおり、湿度の高い日なら車の温度が上がり湿度や温度調節に困りきったりします。このような時、大部分のドライバーは同じことを考えるでしょう。霜がおりても凍らず水蒸気もつかないガラスはないだろうか?
だが、残念ながらまだそのようなガラスはありませんでした。だから寒い日の朝には車をガレージに入れておくか、あるいはフロントガラスに覆いをかけて霜を防止したりしましたね。雪でも降ろうものなら、朝 ガラスについた雪+氷のためにガラスを無理やり引っ掻いてガラスにきずがつく場合も時々あるしね。ワイパーまで凍りついて動かず、正規商品かを確認することもせずに入れたワォッシャー液を振りかけたりすればそのまま凍ってしまったりもします。
これを解決するためにドイツ フォルクスワーゲンで開発している技術があります。酸化インディウム朱錫(ITO,indium tin oxide)という物質をガラスにコーティングするんです。ITOは電気が通じガラスの透明性を高める技術で半導体やディスプレー機器に使われる物質といいますね。自動車のフロントガラスは一枚のガラスで構成されていません。多くの層ですが、その内の一層にこの技術を適用し温度を引き上げガラスが凍らず水蒸気もつかない効果を出すということです。ITOを適用したガラスと適用しなかったガラスを比較してみて下さい。
←フォルクスワーゲン ゴルフGTD
フラウンホーファー研究所とともに開発中であるこの技術に対し、フォルクスワーゲン マーケティングチームはあえて‘Low-E’という名前を付けています。だが、まだ作動原理とか詳しい事項は知らせていませんが、概ね知らされた内容によれば熱放出を防止しガラスが外側温度より若干高い状態に維持するということです。霧や霜・氷などを完全に除去することはできないが、大幅に減らすことはできるといいますね。
ところで憂慮される事項もあり、フォルクスワーゲンは慎重に話しています。ITOをコーティングした場合、電波受信状態が妨害を受けることがあり、車の中でラジオを聴取したり携帯電話を使うのに問題が生ずる可能性を排除できないとのことです。
フォルクスワーゲンはトヨタに押されて販売量は世界1位ではないが、自動車技術力ではトップクラスでしょう。こういうガラス開発の便りはうれしいことですね。個人的な考えですが、こういうガラスが開発されたらエアーバックより先に装着されるべきだと思います。寒い日の視野確保ができなくて発生する事故も少なくなく、そういう事故の死亡率もまた低くないからです。
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/449054.html 訳J.S