原文入力:2009-02-06午後07:22:28
共同管理人に イ・ユイル前現代車社長・パク・ヨンテ双龍車常務
債権団が再建案受諾してこそ正常化…9月発売SUVに期待
イ・ヒョンソプ記者パク・ヒョンチョル記者
双龍車 法定管理突入…回復の有無は‘霧の中’
裁判所が双龍自動車の企業回生手続き(旧 法定管理)申請を受け入れた。双龍車はこれに伴い直ちに清算される最悪の危機は抜したが精密実態調査,回生手続き準備,債権団の支援決定など生存までは相変らず多くの難関を控えている。
ソウル中央地方破産4部(裁判長 コ・ヨンハン)は6日、双龍車が提出した企業回生手続き申請を受け入れ共同法定管理人としてイ・ユイル前現代自動車社長とパク・ヨンテ双龍車常務を任命した。裁判所は回生開始決定理由として“双龍車は去る1月満期が到来した手形920億ウォンを自らの資金で決済できず現在保有している現金が400億ウォンに過ぎなく4月満期の会社債1500億ウォンも償還できない状態」を挙げた。
裁判所は今後サミル会計法人に依頼し双龍車の財務状態について精密実態調査に入り、これを土台に管理人は回生計画案を準備することになる。債権団がこの回生計画案に満足し可決した場合、双龍車は正常化する可能性が高い。だが精密実態調査の結果、双龍車に対する不良が深刻で回生価値がないという意見が出てくれば債権団が計画案を否決させることもありうる。また双龍車が出した回復計画案が不十分だと債権団が判断する場合にも双龍車の未来は不透明になる。
まず双龍車はイ・ユイル,パク・ヨンテ2人の管理人の指揮の下に高強度構造調整と発展計画案等を含む回復計画案立案に出るものと見られる。イ・ユイル前社長は現代車で輸出,企画,海外営業など各種業務をあまねく引き受け、特に国内外販売を支援することができる適任者と言われる。パク・ヨンテ常務は20余年間双龍車で勤めてきた財務通で社内事情に明るい。双龍車関係者は「まず実態調査結果が出てこそ正確な構造調整案をたてることができる」として「当面は営業正常化に没頭する」と話した。
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双龍車は先月、企業回生手続きを申請した当時△希望退職施行△循環休職を通じた平均賃金50%縮小支給△今後2年間賃金カット(最高30%~10%)および昇格・昇給・採用凍結など概略的な構造調整案を提示したが業界ではこの程度では債権団が満足しないと見ている。双龍車は去る1月内需1149台,輸出495台など計1644台の販売に終わり、昨年同月より82%も減少した。景気低迷状況で法定管理申請という否定的イメージが折り重なって作用した結果だ。今後こういうイメージがたやすくは改善され難く双龍車営業の3大軸である内需・米国・ヨーロッパ市場がすべて極度に萎縮した状況なので販売回復は短期間にはなされないものと見られる。ハンファ証券ヨン・デイン研究員は「現在状況は言葉どおり最善の100%自助努力をつくした後に運にすべてを任せるほかはない状況」と話した。
双龍車は今年9月発売予定のコンパクト スポーツ実用車(SUV)‘C200’(写真)が突破口になると期待している。‘C200’は双龍車最初のモノコック方式(外形が車体剛性を維持する方式で軽く燃費が良い)車両だ。もしこれさえも市場で無視されることになれば双龍車はかなり難しい状況に陥るものと見られる。
イ・ヒョンソプ,パク・ヒョンチョル記者sublee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/337325.html 訳J.S