原文入力:2010-11-12午後10:46:32(1731字)
オバマ "議会説得のために" 自動車市場 追加開放 要求
米議会 "韓国さらに譲歩すべき" …延長交渉 日程は未定
チョン・ウンジュ記者、クォン・テホ記者、シン・ソヨン記者
←ウェンディ カトラー米国貿易代表部(USTR)代表補が12日午後、ソウル、世宗路の政府中央庁舎別館でチェ・ソクヨン自由貿易協定交渉代表と面談した後、庁舎を出ている。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
韓-米首脳の合意で‘延長戦’に入った韓-米自由貿易協定(FTA)再協議と関連して、米国は議会批准同意を得るために既存協定文を改定しなければならないという意見を一層明確にしている。
バラク・オバマ米国大統領は12日、主要20ヶ国(G20)首脳会議が終了後の記者会見で 「米国議会に行って説得する協定が必要だ。(再協議で)何の利益もないならば協定を締結する必要がない」 と協定文修正の必要性を強調した。彼は特に 「牛肉も憂慮事項だが、事実 自動車がより大きな憂慮事項」として自動車分野での韓国の譲歩をさらに要求した。
マイケル プロモン ホワイトハウス国際経済担当副補佐官も 「韓-米首脳は米国議会批准同意を受けることができる水準に協定の質を高めなければならないということで認識を共にし、交渉期間を延長することにした」と話したと、米国通商専門紙<インサイド USトレード>が11日(現地時間)報道した。プロモン副補佐官のこういう発言は、韓-米通商当局の実務協議と通産長官会議が米国産自動車と牛肉の韓国市場進出を拡大させるよう既存協定文を直す再協議であることを公式化したのだ。しかし、わが政府は協定文を直さない‘追加協議’だと主張してきた。
実際に米国側は今まで米国産自動車に対する韓国安全基準・環境規制緩和、米国に輸出する韓国産自動車に対する部品関税払い戻しの縮小、韓国産自動車に対するセーフガード(緊急輸入制限措置)条項強化など、韓-米FTA協定文変更が避けられない要求を出している。これに対し、韓国側は協定文を直さずに自動車安全基準と燃費基準を‘長官告示’で緩和するという意志をほのめかしたが米国交渉団を満足させることができなかったと知られた。
これと関連してローン カーク米国貿易代表部(USTR)代表は、オバマ大統領の訪韓に同行したホワイトハウス出入り記者らにソウルで四日間開かれたキム・ジョンフン通商交渉本部長との会議結果を説明しながら「自動車と牛肉など争点分野で交渉の進展があったが、いくつかの議題は合意に大きな困難をきたした」と話した。
米国議会側も1次交渉期間内に妥結できなかったことに対して物足りなさを表わしながらも「韓国がさらに譲歩すべきだった」という意見を隠さなかった。米下院でFTA履行法案の本会議上程の要所を守っている歳入委員会のサンダーレビン(ミシガン)委員長と次期歳入委員長が有力な共和党側幹事のデイブ キャンプ(ミシガン)議員はこの日声明を出し 「韓国が市場開放のための措置を取る場合にのみ追加交渉が成功するだろう」と明らかにした。月齢30ヶ月以上牛肉の輸入再開を粘り強く要求してきた米上院財務委員会のマックス フォーカス(モンタナ)委員長は、この日発表した声明で「今後の交渉が米国の農民と業界に役に立つよう努力するだろう」と話した。しかし、この日の声明で牛肉輸入と関連した特別な言及はしなかった。
一方、チェ・ソクヨン自由貿易協定交渉代表は12日午前10時から3時間にわたりウェンディ カトラー米貿易代表部代表補に会い両国がこれまでに進行した議論内容を整理し、今後の交渉日程などに対する意見を交換した。通商交渉本部関係者は「具体的な協議方式と日程は決定されていない」と話した。
チョン・ウンジュ、イ・ジョンヨン記者、ワシントン/クォン・テホ特派員 ejung@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/448486.html 訳J.S