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韓米FTA 事実上 再協議 突入

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/443056.html

原文入力:2010-10-11午前08:26:55(1244字)
米代表部、キム・ジョンフン本部長と非公式会合
自動車 修正・牛肉 追加開放 公式要求

イ・スンジュン記者

米国貿易代表部(USTR)が自動車と牛肉市場の開放拡大を韓-米自由貿易協定(FTA)の争点懸案として掲げ、自動車分野では既存協定文条項の一部修正まで要求してきたことが確認された。協定文を直すことになれば、韓-米FTAは今まで政府が説明してきた‘追加協議’または、争点懸案‘調整のための議論’を抜け出し、事実上の再協議段階に入ることとなり、すでに国会常任委員会審議まで終えた状態だが、再び初めから国会同意手続きを踏まなければならない。

外交通商部は10日、報道資料を出し 「キム・ジョンフン通商交渉本部長がブリュッセルで開かれた韓-ヨーロッパ連合自由貿易協定署名行事に参加した後、帰国途中で米国の要請により7日午後(現地時間)パリでドミトリアス マランティス米貿易代表部(USTR)副代表と非公式協議を行った」とし「米国は自動車および牛肉分野が主関心対象だという点に言及した」と明らかにした。マランティス副代表はこの席で「米国産自動車の韓国市場接近と関連した基礎的構想と米国産牛肉の韓国市場接近拡大に関するいくつかのアイデアを非公式的に表明した」と外交部は伝えた。これに対し、キム・ジョンフン本部長は「既に合意・署名した協定文を修正することは受容できず、牛肉問題はFTAとは別個のイシューであり議論対象になりえない」とし、米国側要求を拒否する態度を示しながらも「今後、都合の良い日と場所で両者がまた会おう」とマランティス副代表に提案した。

外交部側は米国の具体的な要求内容に対しては公開を拒否した。だが、政府高位関係者はこの日<ハンギョレ>と行った電話通話で「自動車分野の場合、既存協定文の一部条項と衝突し、牛肉は事実上 輸入全面開放を要求しているのは事実」と話した。現行‘米国産牛肉輸入衛生条件’に対する農林水産食品部長官告示は‘韓国の消費者信頼が回復する時まで月齢30ヶ月以上の牛肉輸入を中断する’となっている。

一方、米通商専門誌<Inside US Trade>も最近ある経済団体の講演で、米貿易代表部関係者が明らかにした内容を引用し、「米貿易代表部は牛肉と自動車分野の韓国市場接近性を改善することを願うという意見を韓国側に伝達し、協定文内容を変えなければ韓-米FTAを公式支持することも、議会批准を要請することもできない状況」と明らかにした。また、米貿易代表部は韓-米FTAが政治争点に浮上しないよう11月2日、米国中間選挙の時まで交渉内容を公開せず静かに進行するだろうと報道した。チョン・ウンジュ記者 ejung@hani.co.kr

原文: 訳J.S