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グーグル‘G-mail電話’台風か微風か

原文入力:2010-08-27午後07:49:40(1440字)
初日 通話量 100万件 超す
国内通話無料 収益性疑問
フェイスブック牽制意図 分析も

ク・ボングォン記者

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世界最大インターネット企業グーグルが今度はEメールを利用したインターネット電話サービスで全世界情報通信市場を揺さぶっている。
グーグルは去る25日、米国とカナダでサービスに入りG-mailを通じた無料インターネット電話利用者が24時間で100万件を越える通話記録を立てたとツイッターアカウントを通じて27日明らかにした。

G-mail電話はこの間、G-mail加入者どうしは無料で音声・画像通話が可能だった‘グーグル ボイス’を拡張し、G-mailで一般有線、無線電話加入者とも通話できるようにしたサービスだ。米国とカナダ内では今年末まで無料で、英国・フランス・中国・ドイツなどへ国際電話をかければ1分2セント(24ウォン)程度が賦課される。国内G-mail加入者にはまだ‘絵に描いた餅’だが、グーグルは公式ブログで「さらに多くの国へサービスを拡張する計画」と明らかにし、国内進出は時間の問題と見える。

しかしG-mail電話は収益モデルに関する疑問を起こしており、既存通信市場にどんな影響を及ぼすか、多様な推測を産んでいる。インターネット電話専門サービスの‘スカイプ’のように加入者どうしの無料インターネット電話は業者負担が殆どないが、通信網接続代価を支払わなければならない固定電話や移動通信まで無料で提供するということは相当な冒険だ。

グーグルは国際電話で発生する売り上げで米国内利用者どうしの通話はずっと無料で提供できることを期待していると明らかにしたが、G-mailを通じた国際電話がそれだけの収益を持たらすのかは疑問だ。国外の専門家たちはG-mail電話が既存通信市場やインターネット電話市場よりは、企業顧客と社会関係網サイトを狙ったものと分析している。グーグルは最近、グーグル文書道ツールとアプリケーションを前面に掲げ企業顧客に対する接近を強化している。グーグルは特別に高い保安水準が要求される米国政府機関用‘グーグル Apps’を出し、各級政府機関とサービスを拡大していきつつある。G-mail、トーク、カレンダー、文書ツールなどが含まれており、グーグルの‘プレミア Apps’のように使用者当たり年間50ドルの有料サービスだ。企業顧客がウェブ基盤のクルラウド コンピューティングを採択すればG-mail電話の使い途が拡大すると思われる。

一方、米国の情報技術専門紙<ワイアード>は、メール電話が人脈サイトであるフェイスブックを狙ったものという分析を出した。約5億人に及ぶ加入者を確保し、その中で電子商取引とオンラインゲームなどが活発に起き、新たなインターネット プラットホームに位置しているフェイスブックを意識したサービスだというものだ。グーグルが保有する核心コンテンツであるG-mailを利用して無料で電話をかけられるようにし、この分野でフェイスブックより先んじるという‘社会関係網サービス競争’の連続だという話だ。

ク・ボングォン記者 starry9@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/437105.html 訳J.S