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サウジのパイプライン破壊、原油輸入どうなる…韓国「10月分までは確保」

登録:2026-09-15 07:14 修正:2026-09-15 09:15
韓国政府、石油精製・海運業界と緊急会議
先日ドローン攻撃を受けたサウジアラビアの東西パイプラインの被害状況を示す衛星写真。同パイプラインは、東部の油田地域の原油の紅海沿岸ヤンブー港への輸送路/AP・聯合ニュース

 サウジアラビアの東西を結ぶパイプラインがイラクの親イラン民兵組織の攻撃で破壊され、韓国への原油供給をめぐる政府と業界の緊張感も高まっている。9~10月の原油導入分はほぼ確保されているため、当面の供給への影響は限定的だが、11月以降の新たに確保すべき量はサウジ産原油の調達の不確実性、原油プレミアム、運賃の上昇が重なり、負担が重くなる恐れがある。政府はこの日、石油精製・海運業界と共に国内の原油の需給状況を点検する緊急会議をおこなった。

 14日のハンギョレの取材を総合すると、韓国国内の石油精製会社は、9~10月の原油導入量をすでにほぼ確保しているため、今回のサウジのパイプライン稼働停止が直ちに供給不足へとつながる可能性は高くないとみている。原油は通常、2~3カ月前に契約・積み出し手続きを済ませて輸入されるからだ。石油精製業界のある関係者は「10月の原油までは導入予定量が確保されているため、供給に直ちに重大な支障が出る可能性は低い」と語った。

 問題は11月以降だ。中東産原油の価格がその他の原油より急激に上昇している中、新たに物量を確保しなければならないため、国内の石油精製会社の原価負担が重くなる恐れがあるからだ。実際に、先週の米国西テキサス産原油(WTI)は1バレル当たり100.05ドルで、前週に比べ9.4%の上昇だったが、ドバイ原油は1バレル当たり123.66ドルで、わずか1週間で21.3%も上昇している。さらに、今回のパイプライン稼働停止により、14日にブレント原油は1バレル当たり107ドル、WTIは102ドルを超え、さらに上昇する勢いだ。

 石油精製業界のある関係者は「原油プレミアムが高まっていることの方が問題だ」とし、「高価な原油を輸入しなければならなくなるというリスクが高まっている」と語った。原油プレミアムとは、基準原油価格に上乗せされる産油国・油種ごとの割増分。中東情勢の不安定化による原油確保競争の激化は、石油精製会社の実際の原油導入コストを押し上げる要因となり得る。

 サプライチェーンの不安が短期間で解消されない恐れがあることも、懸念を高めている要因だ。ホルムズ海峡の通航問題について議論することを目指していたオマーン主導のイランと湾岸諸国の外相会合が開催前日の13日に延期されたうえ、サウジの東西パイプラインの復旧にも最長で6週間かかる可能性があるとの見方が出ているからだ。ホルムズ海峡の緊張緩和に向けた外交的議論が先送りされた中、サウジ原油の迂回(うかい)輸出路の復旧までもが遅延すると、中東の原油供給網をめぐる不確実性はさらに高まる恐れがある。

 一方では、現状は今年3月の米国・イスラエルとイランの戦争の初期よりも不安定だとも評されている。当時はホルムズ海峡の封鎖が主な変数だったが、今は原油在庫と精製施設の状況の方が悪化しているということだ。石油精製業界の別の関係者は、「3月には迂回航路を利用できたし、世界の原油在庫も現在より余裕があった」として、「現在はロシアと中東の一部地域の精製施設の支障までもが重なっているため、原油と石油製品の価格の変動性がさらに高まっている」と語った。

 一方、政府はこの日、石油精製・海運業界と共に原油の需給状況を点検する緊急会議をおこなった。産業通商部は、石油精製業界は7~8月導入分の原油を対前年比100%以上確保しており、9~10月の導入量も対前年比90%以上確保しているため、短期的に国内への原油供給に及ぶ影響は限定的だと語った。政府はまた、スエズ運河などの迂回航路への転換を支援する計画だ。

ユ・ハヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1277817.html韓国語原文入力:2026-09-14 19:45
訳D.K

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