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韓国LG化学、中東戦争の影響で麗水のナフサ分解工場2カ所を稼働停止に

登録:2026-03-24 01:23 修正:2026-03-24 07:58
LG化学麗水工場=イ・ジェホ記者//ハンギョレ新聞社

 米国とイランの武力衝突の長期化によってナフサの供給に支障が出ていることを受け、LG化学は一部のNCC(ナフサ分解工場)の稼働を停止した。

 LG化学は23日の公示で、全羅南道麗水(ヨス)の国家産業団地内にある2つのNCCの稼働をこの日から停止することを発表した。LG化学は「イラン戦争などでナフサ供給に支障が出ていることを受け、一部のNCC工場の稼働を一時停止する」として、「サプライチェーンの安定に注力しつつ、原材料供給が安定した際には速やかに再稼働し、生産および売上の支障を最小化する」と説明した。ただし、中東情勢の不確実性が高いことから、生産再開の予定日には特に言及していない。LG化学は麗水産業団地で、エチレンの年間生産量120万トンの第1工場、同80万トンの第2工場を運営している。

 今回稼働を停止した2つの工場の年間売上高は2兆4885億ウォンで、総売上高の5.09%を占める。LG化学は、今回の工場停止は効率化作業の一環であると説明しつつ、全面的な生産中止の可能性は否定している。

 国内の石油化学業界は現在、「産業の米」と呼ばれるエチレンの原料の確保に困難を抱えている。韓国最大のエチレン生産企業の麗川NCCが今月初めに顧客企業へ製品供給の遅延を通知した際に「不可抗力」(契約履行不可能)を宣言したのに続き、ロッテケミカルとLG化学も相次いで不可抗力宣言を検討しているとされる。

 石油化学業界の関係者は「60%前後の低稼働率で2つの工場を稼働させるよりも、小さな工場を閉じて大きな工場の稼働率を上げた方が効率的だと判断したもの」だと述べつつ、「政府と企業が協力してナフサの供給元の多様化に努めているため、すぐに製品供給が不可能になることはないだろう」と語った。

 一方、政府はこの日、ナフサ供給対策を発表した。産業通商部のヤン・ギウク産業資源安全保障室長は「中東状況対応本部」の日次ブリーフィングで、「(石油精製会社の輸出量を内需に回す)緊急需給調整命令を発動するとともに、4月に石油備蓄を放出すれば、NCCの稼働停止危機の時期は4月末や5月まで十分に遅らせることができる。供給に支障は生じないだろう」と述べた。

イ・ジェホ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1250725.html韓国語原文入力:2026-03-23 19:18
訳D.K

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