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ハナ金融 純益40% ↓…銀行圏‘他人事ではない’

原文入力:2010-07-19午後09:10:30(1344字)
2分期、1分期より1200億 ↓
利子・手数料収益は1兆 肉迫
増えた貸し倒れ引当金のために大きく減少
KB・ウリ等も実績低調の模様

キム・スホン記者

←4大金融持株社 純利益現況

主要銀行の2分期純利益が大きく減ったことが分かった。企業構造調整とプロジェクトファイナンシング(PF)貸し出し不良に備え積み立てた大規模貸し倒れ引当金(貸し倒れに備えてあらかじめ積み立てる金)でのっぴきならない羽目に陥ったためだ。19日銀行圏で‘1番打者’として2分期実績を発表したハナ金融ホールディングの純利益が1分期に比べ40%近く減ったのをはじめ、KB・ウリ・新韓金融と外換・企業銀行などの純利益も急減するものと展望されている。

■ハナ金融 純利益1808億ウォン、40% ↓
ハナ金融はこの日、2分期純利益が1808億ウォンで1分期(3007億ウォン)に比べて39.9%減ったと明らかにした。ハナ金融は貸出資産が増加し2分期利子収益と手数料収益を加えた核心収益が9323億ウォンで、分期基準最大規模を記録した。だが、貸し倒れ引当金が1分期1665億ウォンから2分期 2588億ウォンに増えたことに加え、売買評価益など一回性利益が減ったために純利益は期待に応えられなかった。

最大系列会社であるハナ銀行の2分期純利益は1739億ウォンで、前分期に比べ38.6%減少した。ハナ金融関係者は「下半期には利子収益および手数料収益が上半期に続き持続的に増加し、構造調整の仕上げなどにより貸し倒れ引当金費用負担も減少し実績が改善されるだろう」と話した。

■貸し倒れ引当金 急増で銀行圏実績 急減 展望
ハナ金融だけでなく銀行圏全体的に2分期実績に赤信号が点った状況だ。大信証券はKB・ウリ・新韓・ハナ金融など4ヶ金融持株社と外換・企業・大邱・釜山・全北銀行など5ヶ上場銀行など計9ヶ金融会社の2分期純利益が1兆7000億ウォンで、1分期(3兆1500億ウォン)より46%減ると展望した。

特にKB金融とウリ金融の純利益減少幅が大きいと予想される。1分期に5727億ウォンの純利益を出したKB金融の2分期純利益は2000億~2500億ウォンに半分以上縮小される展望だ。ウリ金融の純利益も1分期 5730億ウォンから2分期1000億ウォン内外に減るという推定が出てきている。1分期に7790億ウォンで純利益1位に上がった新韓金融も、2分期には5000億ウォン台に減少するものと見られる。KB金融とウリ金融の2分期純利益が急落すると展望される理由は、企業信用危険評価の結果、ワークアウトと退出対象に分類された企業が相対的に多く、貸し倒れ引当金積み立て負担が大きくなるためだ。証券業界ではKB金融が4500億ウォン、ウリ金融は9000億ウォン程度を貸し倒れ引当金として積まなければならないものと推算している。

キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/431099.html 訳J.S