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韓国の消費心理、7年7カ月ぶりに最高…再び住宅価格上昇の見通し

登録:2025-08-27 07:21 修正:2025-08-27 09:49
韓国銀行の8月の消費者動向調査
ゲッティイメージズバンクより//ハンギョレ新聞社

 消費回復と輸出好調に支えられ、韓国の消費者の経済心理が5カ月連続で改善された。 住宅価格の上昇見通しは1カ月ぶりに再び小幅に上がった。

 25日、韓国銀行(韓銀)が発表した消費者動向調査の結果によると、8月の消費者心理指数(CCSI)は111.4で、7月(110.8)より0.6上昇した。消費者心理指数は昨年12月、戒厳の影響で急激に落ち込んだが、4月以後今月まで5カ月連続で上昇を続けた。指数の絶対水準も2018年1月(111.6)以来、7年7カ月ぶりに最も高い。

 この指数は現在の生活状況、生活状況見通し、家計収入見通し、消費支出見通し、現在の景気判断、今後の景気見通しの6つの指数をもとに算出した指標。指数が100以上であれば長期平均(2003〜2024年)より消費心理が楽観的という意味であり、100未満であれば悲観的という意味だ。今回の調査は今月11〜19日、全国2500世帯を対象にしたものだ。

 6つの指数項目のうち、現在の景気判断の上げ幅が最も大きく、現在の生活状況も肯定的な回答が増えた。一方、今後の景気見通しは前月より下落した。韓国銀行のイ・ヘヨン経済心理調査チーム長は「消費改善と輸出好調が続き、現在の景気判断指数が大きく上がった。証券市場の好況と消費クーポンが心理改善に影響を及ぼした」とし、「今後の景気見通しは米国の関税賦課にともなう今後の輸出不振に対する懸念の影響で低下した」と説明した。

 住宅価格見通し指数(111)も前月より小幅(2)上昇した。1年後に住宅価格が上がると予想した消費者の割合がさらに増えたという意味だ。6月27日に発表された「家計負債管理対策」で7月に急落(-11)したが、1カ月ぶりに再び持ち直した。6カ月後の金利水準を予想した金利見通し指数には変化がなかった。イ調査チーム長は「住宅見通し指数の上昇幅は大きくはなく、高点である6月水準(120)をかなり下回る水準」だとし、「ただし、長期平均よりは高いため、今後の推移を見守らなければならない」と語った。

 今後1年間の消費者物価上昇率の見通しである期待インフレ率(2.6%)は、7月より0.1ポイント上昇した。韓国銀行は「石油類価格の下落で消費者物価上昇率は低くなったが、農畜水産物価格の上昇幅が拡大し、期待インフレ指数が上昇した」と説明した。

キム・フェスン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1215230.html韓国語原文入力:2025-08-26 19:03
訳H.J

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