原文入力:2010-07-07午後10:14:44(1376字)
不動産 市場沈滞 持続
アパートなど住居用 あふれる
落札価格率も70%台に下落
金利上がれば売り物さらに増える見込み
ホ・ジョンシク記者
←首都圏住居用競売物 主要指標 推移
ソウル地方裁判所北部5係から先月7日に入札したソウル、蘆原区、中渓洞 ‘ムジゲ(虹)アパート’ 4階 専用面積49.9㎡型は鑑定価格(2億6000万ウォン)の74%にあたる1億9189万ウォンで落札された。このアパートは2回入札流れとなった後、この日3回目の入札で何と34人の入札者が集まった。こういう落札結果に対し、現場では ‘焦急売り物’ のような評価が出てきた。
今年、首都圏の住居価格が下落を繰り返しながら裁判所競売市場に物があふれ出ている。同時に落札価率(鑑定価格対比落札価格率)と落札率(競売進行件数対比落札件数)も急落し、競売市場でも住居価格バブルが崩壊する現象が現れている。
7日裁判所競売専門業者GGオークションの調査結果によれば、先月裁判所競売に付された首都圏の競売物件は計7325件だ。 この内、首都圏所在住居用不動産の競売進行件数は計3232件で今年前半期に入り最も多かった。アパート(住宅商店複合アパート含む)は計1969件が競売に付され、連立・多世帯住宅も967件だ。
裁判所競売に付された首都圏住居用不動産は1月2684件、2月2308件、3月2667件、4月2869件、5月2857件と、ますます増加する傾向だ。 ソウル 江南3区(江南・瑞草・松坡区)をはじめとするバブルセブン地域のアパート(住宅商店複合含む)競売物も去る6月には508件に達し、5月411件、4月429件、3月401件、2月346件に比べ大きく増えた。
このように競売進行物が増えたのは住居価格下落の影響が最も大きい。住居価格が鑑定価格と似てきたり、それ以下に落ちるとすぐに入札流れが重なり、売り物が山積みされる。 実際に最近裁判所入札場にはアパートなど住居用不動産が初回入札で落札されるケースが殆どなく、2回以上 入札流れとなったところへ人々が集まっている。 首都圏住居用不動産の落札率は年初の40%台から4月以後には30%台に下がった。
住居価格が下落するにつれて平均落札値率も80%以下に下落した。先月首都圏住居用不動産の落札価率は今年に入り最も低い78.8%を記録し、アパートも77.8%で最低を記録した。住居用不動産の落札価率が80%以下に下がったのは世界金融危機の時の2008年末以後初めてだ。
専門家たちは下半期に競売物がより一層増えるものと展望している。カン・ウンGGオークション チーム長は「住居価格が騰がる時、無理して貸し出しを受け買ったが利子負担が難しくなった家が売れもせず、ついに競売に流れてきている」 として「家計負債が739兆ウォンに達する実情で、金利まで引き上げられれば下半期にはさらに多くの住居が競売に出てくるだろう」 と見通した。
ホ・ジョンシク先任記者 jongs@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/property/429359.html 訳J.S