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インドの証券市場に乗り込んだ現代自動車…「公募額4900億円」、過去最大規模

登録:2024-10-22 19:42 修正:2024-10-22 22:15
現代自動車グループのチョン・ウィソン会長(左)が21日(現地時間)、インド・デリーの首相官邸でナレンドラ・モディ首相と会い記念撮影をしている=現代自動車提供//ハンギョレ新聞社

 現代自動車のインド法人が22日(現地時間)、インド史上最大規模でムンバイ証券市場に進出し、本格的な取引を開始した。現代自動車グループの初の韓国国外での上場事例として、チョン・ウィソン会長はインドのモディ首相に会い、現地での電気自動車(EV)発売など協力強化を約束した。

 現代自動車はこの日、インドのムンバイ国立証券取引所(NSE)でチョン・ウィソン会長、チャン・デフン現代自動車社長など経営陣が参加した中、インド法人の現地証券市場上場記念式を開いたと明らかにした。会場の入り口には、現代自動車が昨年インドで発売したEV「アイオニック5」を展示し、イベント開始を知らせるろうそくに点火した後、チョン会長が自ら打鐘し現地証券市場への上場を祝った。

 チョン会長はこの日、「現代自動車のインド法人は、1996年の進出後、インドの一部として定着した」とし、「インドがまさに未来だということを知っていたため、持続的に投資と研究・開発(R&D)、雇用創出などを行い、今後も我々の努力がここインドで続くだろう」と述べた。

 外資系完成車企業がインドの証券市場に上場したのは、現地1位のマルチスズキに続き、現代自動車が2番目だ。現代自動車インド法人の株式公募価格は1株当たり1960ルピー(約3500円)で、現代自動車グループは今回の上場で新規投資金約4兆5千億ウォン(約4900億円)を調達した。現代自動車インド法人の時価総額は、韓国コスピに上場された現代自動車(時価総額49兆ウォン=約5.3兆円)の約半分の約26兆ウォン(約2.8兆円)に上る。

 チョン会長は上場記念式の前日、インド・デリーの首相官邸でナレンドラ・モディ首相と面談し、「現代自動車グループはインド国民の関心と愛情のおかげで、現地で28年以上成功的に事業を運営してきたし、インドで2番目に大きい自動車メーカーとして位置づけられた」とし、「インドの『メイク・イン・インディア』政策と『Viksit Bharat(発展したインド)2047』ビジョンの信頼できるパートナーになるだろう」と述べた。現在、インドのチェンナイ現代自動車第1・2工場とアナンタプル起亜工場を運営している現代自動車グループは、来年下半期に年産17万台規模のプネ工場を竣工する計画だ。

 チョン会長は来年のプネ工場の竣工式にモディ首相を招待し、インド政府の電気自動車普及拡大政策などに積極的に参加する意志を伝えた。

パク・ジョンオ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1163718.html韓国語原文入力:2024-10-22 16:09
訳J.S

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