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バブル含みのベンチャーのように下落…サムスン電子の株価はなぜ下げ一色なのか

登録:2024-09-18 20:05 修正:2024-09-19 06:29
外国人投資家、2カ月で7600億円分の売り越し 
証券会社、6万ウォン台への下落で「後追い」レポート
ソウル市瑞草区のサムスン電子社屋に掲げられた社旗/聯合ニュース

 この2カ月間、韓国の株式市場を下げ一色にした中心にサムスン電子がある。有価証券市場で時価総額1位の銘柄の株価が、まるでバブル含みのベンチャー企業のように下落している。KOSPI指数とサムスン電子が並んで今年に入って年中最高値(取引中)を記録した7月11日以降、9月13日までの間にサムスン電子の株価は8万7600ウォンから6万4400ウォンへと26.4%も下落した。同じ期間のKOSPI指数の下落率(10.9%)の2倍を超える。

 指数下落に与えた影響は圧倒的だ。同期間、サムスン電子の時価総額は522兆9千億ウォン(約56兆円)から384兆4千億ウォン(約41兆円)へと138兆5千億ウォン(約15兆円)減少したが、これは同じ期間の有価証券市場の時価総額減少分(262兆3千億ウォン)の52.8%を占める。全体下落分の半分以上をサムスン電子が引き下げたわけだ。

 外国人投資家のサムスン電子への売り攻勢は続いている。外国人投資家らは9月13日までに累積7兆1609億ウォン(約7600億円)分を売り越した。同じ期間の機関投資家の売り越し規模は2兆720億ウォン(約2200億円)だ。特に外国人は秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)連休前日の13日だけで7846億ウォン分を売り越すなど、9月3日以降の9取引日の間に4兆7167億ウォン分を売り越し、投げ売りに近い動きを見せた。

 半導体部門の業績が好転し、第2四半期の営業利益(暫定値)が10兆4千億ウォン(約1.1兆円)と、昨年同期に比べて1452.2%増加し、「アーニングサプライズ」を実現したサムスン電子の第3四半期の業績が予想より悪いという見通しが、最近の株価下落の背景に挙げられる。

 サムスン電子の株価が9月5日に終値6万9千ウォンで6万ウォン台まで下がった後、証券会社は目標株価を低くしたレポートを相次いで出した。11社の証券会社のうち9社が7~8月の間に提示した目標株価を下方修正した。目標価格の平均値は11万2455ウォンから9万7909ウォンへと12.9%下がった。最も多い5社の証券会社が10万ウォンを新たな目標価格として提示した。「6万電子」が現実化した後に出てきたこのような証券会社の分析レポートに対して「後追い」という投資家の不満の声も高い。証券会社は目標価格を低くしたが、株価がすでに「売られ過ぎ」局面にあるとし、大部分が「買い」を推薦している。

 BNK投資証券は10万2千ウォン(7月5日)から大幅に下げた8万1000ウォンとし、最も低い目標価格を提示した。第3四半期の営業利益見通しの下方修正と共に「米国による高帯域幅メモリー(HBM)の対中国輸出制限措置が施行される場合、中国顧客への依存度が高いサムスン電子には不利になる見通し」と理由を明らかにした。

チョン・ナムグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1158683.html韓国語原文入力:2024-09-18 14:50
訳J.S

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