本文に移動
全体  > 経済

政府“IMF資金使用要請あったが検討せず”

記事入力 : 2008-11-16 午前 09:50:49
“‘金融安定化フォーラム’に(韓国が)含まれるように努力”

政府は15日(韓国時間16日)国際通貨基金(IMF)短期流動性支援窓口(SLF)利用可否と関連して"利用する計画がない"という立場を再確認した。
イ・ミョンバク大統領のワシントン訪問に随行中の政府核心関係者はこの日、記者らに対し「IMFが国際収支や経済成績が良い国に条件なしで短期資金を支援している」としながら「IMF側でわが国に度々資金を持って使えと言っているが私たちはまだ検討していない」と語った。

イ大統領も先立って言論説明会で「ストロス カーンIMF総裁から『韓国のような国がIMF資金を使ってこそIMFイメージを変えることができる』として使ってくれたら良いという話があったが、金を借りて使えば経済が思わしくないという誤解を受けかねないので使わずにいる」と明らかにした。

これと関連して、イ・ドングァン大統領府報道官は「IMFが私たちに対してお金を条件なしに使えというのは、わが国の信用がそれだけ良いということを反証すること」としながらも「しかし私たちが今受け入れるつもりはない」と一蹴した。

政府関係者は今回のG20(首脳会議)の意味と関連し、「米国言論で報道したように'ヒストリックパワーシフト'(Historic power shift.歴史的権力移動)だと見る」としながら「G20会議は今回の一度で終わるのではなく、来年4月30日までに2次会議を開き具体的な後続結果を導き出す予定であり、次の首脳会議に上げる5大課題準備作業を'トロイカ',すなわちブラジルと英国,韓国がすることになる」と説明した。

この関係者は特に「この間、地球の重要なイシューを決める際に、これまで米国とヨーロッパ,日本が中心であったが、これからはニュースの中心に新興市場もたくさん登場することとなり、そにことに重要な意味がある」としながら「これからトロイカがどのようになるか、私たちがどのようにするかによって進路が決定されるだけに責任も重い。帰国すれば関連タスクフォース(TF)を作り,総力を傾ける」と明らかにした。

彼はまた金融安定化フォーラム(FSF)会員国拡大時、韓国が含まれる可能性に対して「G20回の合意により新しいアクションプランを作る際、IMF,世界銀行と共に金融安定化フォーラムも重要な役割をする」としながら「これから私たちがG20会議で重要な役割をすることになればFSF会員国になるのに助けになるし、韓国が含まれるように努力するだろう」と語った。

ファン・ジョンウク心因性記者hjw@yna.co.kr (ワシントン=聯合ニュース)

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/322017.html

原文:
翻訳:J.S