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現代自動車・起亜、インド向け販売のEVには「バッテリーもインド製」

登録:2024-04-08 19:01 修正:2024-04-09 08:10
電気自動車価格の30~40%バッテリーが占める 
世界3大完成車市場進出のために協力
クリップアートコリア//ハンギョレ新聞社

 現代自動車・起亜は、インドで販売する電気自動車(EV)には「インド製バッテリー」を搭載することにした。EV市場が拡大しているインドを攻略するための措置だ。

 現代自動車・起亜は8日、インドのバッテリー専門企業「エクサイドエネルギー」と戦略的業務協約を結んだと明らかにした。エクサイドエネルギーは、自動車用バッテリーとして多く使われる鉛バッテリーでインドでのシェア1位を占めるエクサイドの子会社だ。エクサイドエネルギーは早ければ今年末からEV用バッテリーセルを量産する計画だ。

 エクサイドエネルギーのバッテリーセルは、今後発売される現代自動車・起亜のインド市場専用EVに搭載される。このモデルは、現地生産バッテリーが搭載される最初のEVとなる。エクサイドエネルギーは、リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーセルを開発・生産し、現代自動車・起亜のインド生産拠点に供給する予定だ。

現代自動車・起亜が8日、インド企業「エクサイドエネルギー」と戦略的業務協約を結んだ=現代自動車提供//ハンギョレ新聞社

 現代自動車・起亜は今回の業務協約で価格競争力の確保を期待している。EV価格の30~40%を占めるバッテリーを現地で調達すれば、その分だけ車の価格を下げることができる。また、現地メーカーと協力してEV市場が拡大しているインドを攻略するという戦略もある。

 世界3大完成車市場であるインドは、ここのところ自国でEVの生産を開始するメーカーにインセンティブを提供するなど、積極的な電動化戦略を展開している。現代自動車・起亜は、エクサイドエネルギーと専用バッテリーセルの開発および生産、EVおよびハイブリッドカーなど電動化全般に関するパートナーシップの拡大、原価競争力の確保などのために協力することにした。

 現代自動車はインド現地のEV生産施設とインフラ構築のため、2023年からの10年にかけて約2千億ルピー(約3600億円)を投資すると明らかにしている。2028年までに6つのEVモデルを投入する。現代自動車・起亜研究開発(R&D)のヤン・ヒウォン本部長・社長は「インドは今後電動化の拡大が期待される重要な市場であり、初期にバッテリーの現地化を通じた原価競争力の確保が重要だ」と明らかにした。

チョン・スルギ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/1135706.html韓国語原文入力:2024-04-08 15:49
訳J.S

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