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EV低迷、数字で明らかに…韓国のエコカー輸出、3年2カ月ぶりマイナス成長

登録:2024-03-21 07:31 修正:2024-03-21 09:13
2月の電気自動車輸出量、対前年比20.7%減少
クリップアートコリア//ハンギョレ新聞社

 韓国で今年2月のエコカーの輸出台数は前年より13.8%減少した。3年2カ月ぶりのマイナス成長だ。世界的な電気自動車(EV)需要の低迷が影響を及ぼしたと分析される。

 20日に発表された韓国自動車モビリティー産業協会(KAMA)の「2024年2月の自動車産業の動向」(暫定)によると、今年2月のエコカー輸出台数は5万3369台で、前年同月(6万1910台)に比べ13.8%減少。前年より輸出台数が減ったのは2020年12月以降で初。エコカーにはハイブリッド車、EV、プラグインハイブリッド車、燃料電池車などが含まれる。

 目立ったのはEVの輸出減少だ。先月の輸出台数は2万4318台で、前年より20.7%減。2021年7月以降で初めての減少だ。ハイブリッド車の輸出台数も2万4722台で前年より減少したが、減少幅(2.2%)はEVより小さかった。

 急速に成長していたEV市場は、今年に入って低迷している。新たな技術に関心を傾けていた消費者のEV購入心理が充電インフラの不足、政府による補助金の削減などで以前より冷めつつある。いわゆる「キャズム」(大衆化前の一時的な需要の停滞)だ。世界的なEV需要の低迷は、韓国のエコカー輸出に否定的な影響を及ぼさざるを得ない。

 市場調査会社のSNEリサーチは、今年中に全世界で1675万台のEVが登録されると見込んでいる。増加率は昨年より低い19.1%。昨年のEVの登録台数は対前年比で33.5%増の1407万台だった。

チョン・スルギ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/1133065.html韓国語原文入力:2024-03-20 12:06
訳D.K

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