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国内自動車減産拡散…協力業者 ‘直撃弾’

記事入力:2008-12-03午後07:21:58
完成車5社減産量8万台
輸入車11月販売、昨年比44%↓
部品業者などは本格構造調整 不可避

イ・ヒョンソプ記者

←2008年輸入車登録台数推移

国内自動車市場が販売・生産の両面から凍りつく速度に加速がついている。3日発表された輸入車の11月販売量は昨年同月より44.3%も減少したことが分かった。同じ期間。国内5社の内需販売減少幅(30%)より険しい下落傾向だ。生産も大きく減り国内完成車5社等の12月一ヶ月の減産量は最大8万2千台に達すると予想される。

韓国輸入自動車協会は、11月輸入車販売量が合計2948台で10月4273台より31%減少したと3日明らかにした。販売台数では2006年2月以後33ヶ月ぶりに最も低い数値であり、11月基準では2004年の2017台以後4年ぶりに最低だ。10月に遅れ馳せながら韓国市場に進入した三菱はただ7台だけを販売するという侮辱を受けた。先月韓国に進出した日産は合計112台を販売し、どうにか体面を保った。

輸入車協会ユン・テソン専務は「分割払いとリース販売の比重が高い輸入車市場はキャピタルおよびリース社の資金梗塞が続いており前月および前年対比で大きく減少した」と語った。

生産も今月急減するものと見られる。完成車5社が明らかにした今月減産計画によれば全体減産量は最低7万台,多い場合は8万2千台を越えるものと見られる。生産が正常だった去る10月、国内全体の車両生産量は40万台水準だ。一ヶ月に8万台が生産されると仮定すれば全体の20%も生産が減るわけだ。

会社別に見れば現代車がウルサン工場などの残業,特別勤務中断で2万9千台程度を減産し、起亜車もソハリ工場(カーニバル)等スポーツ多目的用途車(SUV)工場を中心に5千~1万台程度減産する予定だ。

GM大宇はプピョン2工場の完全休業とその他工場での22日から8日間の休業により3万5千台程度を減産する予定だ。双龍車は労組と17~31日チャンウォンエンジン工場とピョンテク完成車工場稼動中断を協議中であり、確定すれば4千台程度を減産する。ルノー三星は24~31日プサン工場休業を確定し、これで4千台程度を減産することになる。

海外生産も縮小されており起亜車はすでに11月末から中国,スロバキア工場で減産に入った。現代車もすでにエルロベマ工場などで減産を始めた。

減産拡大は特に協力企業等に大きい負担となっている。部品業者270ヶ所余りで構成された韓国自動車工業協同組合は、完成車業者の減産に合わせて残業・特別勤務中断,年次月次休暇使用などにより生産量を減らしていると明らかにした。一部会社では人材構造調整に入ったし相当数組合員会社も近い将来人員縮小が避けられないと自動車組合関係者は伝えた。

全体受注物量で70%ほどを占める現代・起亜車が特別勤務と残業中断などで実質的な減産に入ることにより被害がより大きくなる展望だ。

自動車組合関係者は「来年1分期稼動率が現在より30%まで落ちると見て加盟会社らが自助努力に入った」として「現代・起亜車が本格減産に入れば危機が現実化するだろう」と語った。2次協力業者である鋳物中小企業らの事情はさらに悪く納品単価の引き下げ要求にまで苦しめられていると判明した。

イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/325519.html

原文: 訳J.S