サムスンSDIが27日まで中国最大のモーターショー「オート上海202」に参加し、エネルギー密度と充電速度を向上させた第6世代角型バッテリーを披露する。
サムスンSDIは18日、「ハイニッケルNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)と独自特許のシリコン素材であるSCN(Silicone Carbon Nanocomposite)技術を通じて、高いエネルギー密度と急速充電性能を実現した第6世代角形バッテリー(P6)など多様な電気自動車(EV)用バッテリー製品を『オート上海』で27日まで紹介する」と明らかにした。オート上海は中国最大のモーターショーの一つで、上海と北京で毎年交互に開催される。
今回公開する新製品は、EVの充電性能を向上させられる製品だ。ニッケル比率を91%に高めた陽極材を使用した。陰極材にはシリコン素材を適用し、既存製品に対してエネルギー密度を10%以上向上させた。また、シリコン素材の適用と製造工法の改善により、10分で80%以上を充電できる。この製品は来年から量産に入る。同社は会場で直径46ミリの円筒形バッテリーの実物も展示し、バッテリー製品「フライマックス(PRiMX)」を披露した。