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「Kビューティー1番地」明洞が蘇った…外国人売り上げ29倍増加も

登録:2023-03-19 19:32 修正:2023-03-20 08:29
CJオリーブヤング、1~17日明洞5店舗の売上が29倍に 
10位圏ブランドの中で「朝鮮美女」など9社が中小企業
外国人が明洞のCJオリーブヤング売り場で「朝鮮美女」の製品を見ている=オリーブヤング提供//ハンギョレ新聞社

 「新型コロナで息をひそめていた明洞が蘇った!」

 新型コロナウイルス感染症の大流行でゴーストタウンのようになっていた明洞(ミョンドン)が、日常回復に伴い活気を取り戻している。化粧品ロードショップなどが並び立ち外国人観光客を呼び込んで付けられた「ビューティー1番地」の名声を取り戻せるかに関心が集まっている。

 CJオリーブヤングは、今月1~17日の明洞内5店舗の売上を分析した結果、外国人売上が昨年同期に比べ29倍増加したことが分かったと17日明らかにした。同期間に明洞の商店街店舗の外国人売上比率は、昨年の12%から今年は73%へと6倍近く跳ね上がった。地域別では、東南アジア、日本、英米圏、中国の順で外国人旅行客の売上が高かった。

 CJオリーブヤングは「特に外国人に人気の商品10位圏ブランドのうち9社が中小・中堅企業」だと説明した。例えば、「朝鮮美女」は米国のSNSで多くの人気を集めたブランドだが、昨年8月に明洞の商店街に入店した後、毎月売上が30%ほど増加している。朝鮮美女の「清らかなコメ日焼け止めクリーム」は英米圏顧客の人気商品1位となり、外国人全体の人気商品でも6位になった。トリデン(Torriden)、ラウンドラボ(ROUND LAB)など「クリーン・ビューティー」コンセプトを掲げた中小ブランドも、この期間の売上が対前年比20倍以上に急増した。

 マスクパックが主流だった外国人顧客の買い物も、次第に多様化している。韓国ドラマの人気に乗って韓国人の肌の美容に関心を持つようになった東南アジアの顧客は主にシワ改善機能を前面に掲げた「スローエイジング」商品を、英米圏の顧客はスキンケアと類似した製剤の「韓国型日焼け止めクリーム」に高い関心を示した。中国人顧客はマスクパックよりポイントメイク用品を、日本人顧客はホワイトニングやトリートメントのような製品を主に選んだ。

 CJオリーブヤングの関係者は「明洞の商店街に観光客が戻ってきて、売り場を訪れる顧客が急速に増えている」として「優秀な商品力と適合した販売チャンネルがあれば、有名なモデルを起用できない中小企業の製品でも十分に外国人を魅了できる」と話した。

ユ・ソンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/1084186.html韓国語原文入力:2023-03-19 15:50
訳J.S

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