本文に移動
全体  > 経済

地価1位の明洞ネイチャーリパブリックの公示地価が8.5%下落、なぜ?=韓国

登録:2021-12-23 01:54 修正:2021-12-23 08:59
2022年標準住宅・標準地公示価格案 
全国1位の住宅と土地の公示地価に明暗
ソウル明洞=資料写真//ハンギョレ新聞社

 全国の標準一戸建て住宅(標準住宅)24万戸のうち、住宅価格1位を記録した財閥家会長所有の住宅の来年度の公示価格は、今年に比べ小幅に上昇した。一方、地価が全国で最も高いソウル明洞(ミョンドン)の真ん中にある商業用地の公示地価は下落した。

 国土交通部が22日に発表した「2022年標準住宅・標準地(土地)公示価格案」によると、新世界グループのイ・ミョンヒ会長の所有するソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の自宅の公示価格は、今年の306億5000万ウォン(約29億4000万円)から、来年は311億ウォン(約29億8000万円)へと1.5%上昇し、全国24万の標準住宅のうち最も高い住宅と評価された。2011年に竣工したこの住宅は、敷地面積1758.9平米、建物の延べ床面積2861.8平米の大邸宅だ。

 イ会長の漢南洞の自宅は、2016年に標準住宅となって以来、7年連続で最高価格の標準住宅の座を守っている。しかしすべての住宅を対象にすれば、サムスン電子の故イ・ゴンヒ会長の漢南洞の一戸建て住宅が1位だとみられる。イ・ゴンヒ会長の自宅は標準住宅には含まれておらず、今年3月の個別一戸建て公示で431億5000万ウォン(約41億4000万円)と評価されている。

 全国54万の標準地の中では、ソウル中区(チュング)の明洞にあるコスメ販売店「ネイチャーリパブリック」の敷地(169.3平米)の来年度公示地価が1平米当たり1億8900万ウォン(約1810万円)と評価され、「最も高い土地」の座を守った。しかし昨年の2億650万ウォン(約1980万円)に比べて8.5%(1750万ウォン)下落している。

 ネイチャーリパブリックの敷地は、2004年から今回まで19年にわたって全国標準地の中で最も高い土地の座を守ってきたが、コロナ禍以降は外国人観光客が途絶えて商店街の景気が落ちたため、地価も下落したと分析される。

 そのほか、標準地として地価2位の明洞2街のウリ銀行の敷地(392.4平米)の1平米当たりの公示地価は、今年の1億9900万ウォン(約1910万円)から来年は1億8750万ウォン(約1800万円)へと5.8%下落し、3位の忠武路2街(チュンムロイガ)の旧ユニクロの敷地(300.1平米)は1平方メートル当たり1億7850万ウォン(約1710万円)から1億2500万ウォン(約1200万円)へと6.5%下落した。

チェ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/property/1024375.html韓国語原文入力:2021-12-22 16:34
訳D.K

関連記事