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現代自動車アイオニック5、「2022ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」など3冠王

登録:2022-04-14 20:05 修正:2023-03-20 07:48
ワールド・カー・アワードで現代自動車に“慶事” 
電気自動車・デザイン部門も受賞
現代自動車のチャン・ジェフン社長が、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し記念撮影をしている=現代自動車提供//ハンギョレ新聞社

 現代自動車の専用電気自動車アイオニック5が、2022年ワールド・カー・アワード(WCA)で「2022ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

 現代自動車グループは13日(現地時間)、アイオニック5が「2022ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」と「2022ワールド・グリーン・カー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、6部門のうち3部門を占めたと明らかにした。

 ワールド・カー・アワードは、「北米カー・オブ・ザ・イヤー」と「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」とともに世界3大自動車賞に挙げられる。韓国、米国、欧州、中国、日本など33カ国の自動車専門記者102人の秘密投票により受賞作を選定する。現代自動車は「特定地域の市場をベースに評価する他の2つの賞とは違い、世界全体という面で意味がある」と話した。

 ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーの候補車種は合計27モデルで、このうち現代自動車のアイオニック5、起亜自動車のEV6、フォードのマスタング・マッハ-Eの3モデルがが最終候補に残って競合を行った。査委員団はアイオニック5に対し「復古調ながらも未来志向的なデザインと柔軟な室内空間の適切な調和を前面に出し、世界のEV市場で立地を確実にし、現代自動車の完璧な主力モデルとしての位置を確立した」と評価した。

 現代自動車はこの日、別途に参考資料を出し、こうしたアイオニック5に対する好評の陰には、現代自動車グループのチョン・ウィソン会長の意志と戦略が役割を果たしたと伝えた。現代自動車は「チョン・ウィソン会長が他企業が試みなかった新技術の適用を積極的に注文した」として「既存の電気自動車では経験できなかった革新技術を専用プラットフォーム(E-GMP)に基本搭載し、差別化された価値を伝えなければならないという信念だった」と明らかにした。さらにチョン会長が「スケジュールが多少遅れても、費用が増えても、デザイン、空間、便宜のための仕様、電費(1KW当たりの走行距離)、パワートレインなどすべての面で期待を越える技術と品質を確保しなければならないと強調した」と書いた。

 アイオニック5は、現代自動車グループの電気自動車専用プラットフォーム(E-GMP)をベースに開発された最初の専用電気自動車だ。今回の受賞に先立ってこの車両は「2022ドイツカー・オブ・ザ・イヤー」、「2022英国カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、ドイツの自動車専門メディアであるAuto Bildが選定する「最高の輸入車電気自動車部門1位」、auto zeitungが選定する「電気自動車比較評価総合1位」に選ばれた。

アン・テホ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/1038887.html韓国語原文入力:2022-04-14 18:51
訳J.S

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