本文に移動
全体  > 経済

錦湖タイヤ流動性危機 ‘飛び火’

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/396009.html

原文入力:2009-12-29午前08:13:47
営業赤字 継続にグループ危機重なり
12月給与 支給 来年初めに延ばす

ファン・イェラン記者

錦湖タイヤが資金梗塞で12月分給与を支給できなかった。大宇建設売却が難航しており、債権団と金融当局が‘大宇建設直接引き受け’,‘社主の私財出損’ 等 錦湖アシアナグループを全方向から圧迫する中で、一方では錦湖グループの流動性危機が現実化した。

錦湖タイヤは給料日の27日、職員5500人余りに給与(110億ウォン程)を支払えず来年1月初めに支給すると約束したことが28日確認された。錦湖タイヤ側は「年末であることに加え最近借入れ金償還など一時的に資金繰りに問題が生じ、月給支給を先送りした」とし「一時的な問題なので1月初めには支給される」と明らかにした。錦湖タイヤは光州工場など生産職労働者4200人と事務職はもちろん、下請け業者18ヶ所にも400名分の人件費を支給できなかった。

錦湖タイヤは今年3分期まで3371億ウォンの累積純損失を記録するなど財務状態が非常によくない。ソン・ミョンウ ウリ投資証券アナリストは「工場稼動率が平均93%に達するにもかかわらず原材料価格上昇と国外販売法人支援のための費用増加などで営業赤字が続いている」とし「財務構造改善が急がれる状況」と話した。

錦湖タイヤの資本金は昨年9079億ウォンであり、去る3分期5053億ウォンに半減し、負債比率は昨年242%から3分期462%へ2倍近く増えた。特に短期借入金は昨年の4239億ウォンから3分期8070億ウォンへ急増した。28日に錦湖タイヤが返済しなければならない企業手形(CP)だけで284億ウォン,4分期に満期に達する企業手形が2300億ウォン水準だ。来年1分期までに返さなければならない資金も1567億ウォンだ。大宇建設持分は5.6%(1827万株)で他の系列会社より少ない方だが、大宇建設売却による損失が2000億ウォンを上回り錦湖産業のように資本蚕食にいたる可能性も排除できない。錦湖グループ関係者は「在庫物量処理のために財務構造が急激に悪くなっただけで、営業が活性化すればまもなく良くなるだろう」と話した。

一方企業評価機関であるハンシンジョン評価はこの日錦湖産業の長期信用等級を‘BBB’から‘BBB-'へ、短期信用等級を‘A’から‘A3-’に一段階下方調整し錦湖タイヤなど系列会社の長・短期信用等級を下降検討対象に登録した。先立って去る24日には韓国企業評価が錦湖系列会社に同様の措置を下した経緯がある。この日の株式市場で錦湖グループ系列会社の株価はいっせいに1.31~7.97%下落した。

ファン・イェラン記者 yrcomm@hani.co.kr

原文: 訳J.S