原文入力:2009-12-27午後11:41:27
韓電コンソーシアム, 史上最大プラント輸出
イ大統領 “第2中東ブームのための橋頭堡”
ファン・ジュンボム記者,キム・ギテ記者
←キム・ツァンス韓国電力公社社長(左)とカールトン アール・ムバラク アラブ首長国連邦(UAE)原子力工事会長(右)が27日午後(現地時間)、アブダビ エミリトゥパレス ホテルでアラブ首長国連邦が発注した原子力発電所プロジェクト協定に署名した後、握手している。 イ・ミョンバク大統領とハリーファ・ビン＝ザーイド・アール＝ナヒヤーン アラブ首長国連邦大統領がこれを見守り拍手している。 アブダビ/連合ニュース
韓国が総額400億ドル(約47兆ウォン)規模のアラブ首長国連邦連合(UAE)原子力発電事業を受注した。
アラブ首長国連邦原子力工事(ENEC)は27日(現地時刻)原子力発電所プロジェクトに韓国電力コンソーシアムがアレーバ(フランス),ゼネラルエレクトリック(米国)・日立(日本)コンソーシアムと競合したあげく最終事業者に選ばれたと発表した。 これに伴い韓国は1978年商業型原子力発電所の古里１号機を初稼動した以後31年ぶりに韓国型原子力発電所を初輸出することになった。
原子力発電所受注を終盤支援するためにアブダビを訪問したイ・ミョンバク大統領はこの日夜、現地で生中継記者会見を行い「今後、原子力発電所海外市場進出で米国・日本・フランス・ロシアと肩を並べることができるようになった」とし「アラブ首長国連邦とエネルギー・プラント・投資・安保など諸般分野で協力を拡大し‘第2の中東ブーム’を持たらすことになるだろう」と明らかにした。イ大統領は先立ってハリーファ・ビン＝ザーイド・アール＝ナヒヤーン アラブ首長国連邦大統領と首脳会談を開き、原子力発電所受注を含む両国経済協力方案を議論した。
今回の原子力発電所受注は1400MW級韓国型原子力発電所4基を設計,建設することはもちろん、竣工後の運営支援まで含む超大型原子力発電所プラント一括輸出契約で、原子力発電所設計と建設部門の契約金額だけで約200億ドルに達する。また建設後の燃料供給,機器交換,廃棄物処理など約200億ドル規模の原子力発電所運営部門まで含めば総額400億ドル事業だと政府は明らかにした。これは1989年リビア大水路2段階工事(63億ドル)の6倍を越えるもので、韓国のプラント輸出史上最大規模だ。
韓電コンソーシアムは1号機を2017年5月に竣工した後、毎年発電所を一つずつ建設し2020年5月までに工事を終える計画だ。政府は「約200億ドルの原子力発電所建設はNFソナタ100万台または30万t急超大型タンカー180隻の輸出と釣り合い、10年間に11万人の雇用創出効果がある」と明らかにした。
政府は3ヶのコンソーシアムとの競争の末に韓国が最終的に選ばれたことは△世界最高水準の価格競争力△短い建設工期△30年間の原子力発電所建設経験△韓国型原子力発電所の安全性と運営実績などで高い点数を得たためと見られると明らかにした。イ大統領は先月アラブ首長国連邦皇太子と数回電話通話をし、終盤には現地に飛んで行き首脳会談をするなど外交的努力を傾けた。
韓国の原子力発電所受注はイ大統領のアラブ首長国連邦訪問の一週間前ぐらいに事実上確定していたと分かったが、最終発表前にマスコミの報道が出てくる場合には不利益を生じうる交渉条件のために韓国政府は最後まで慎重な態度で言論に報道自制を注文していた。
韓電コンソーシアムには韓電,韓国水力原子力,現代建設,三星物産,斗山重工業,米国ウェスティングハウスなどが参加している。
一方、韓国は原子力発電所受注に先立ちアラブ首長国連邦と防衛産業技術交流,軍教育訓練協力,軍事的支援,軍高位要人交換など包括的軍事交流協力協定を結んだと政府消息筋が伝えた。ここには有事の際の軍事的支援まで含まれたと伝えられた。 ファン・ジュンボム,キム・ギテ記者jaybee＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/395670.html 訳J.S
