韓国で先月の一日平均輸出額が、歴代の2月の中で最も高い数値を記録した。貿易収支も10カ月連続で黒字を記録している。
産業通商資源部が1日に出した「2月輸出動向」によれば、先月の輸出は448億1千万ドルで、前年同期比(409億1千万ドル)9.5%増加したと明らかにした。旧正月連休の影響で昨年2月より操業日数が3日も少なかったのに、総輸出額が40億ドル近く増えた。2012年2月の463億2千万ドルに次いで、歴代2月のうちで2番目に高い数値だ。前年対比の総輸出額増加傾向は最近4カ月続いている。
一日平均輸出額は23億ドルで、歴代2月のうちで最も高い実績を記録した。2018年に22億8千万ドルを記録して以来、40カ月ぶりに一日平均最高輸出金額記録を更新した。一日平均輸出額は、今年1月にも歴代1月の月間最高額記録を出した。品目別には、15大輸出主力品目のうち11品目で輸出が増えた。自動車分野で前年比47.0%に達する大幅な増加傾向を見せた。自動車は1月(40.3%)に続き2カ月連続で前年比40%台の増加率を見せている。半導体分野でも13.2%増加し、最近6カ月連続で2桁の増加率を記録した。バイオヘルス分野でも診断キットを中心に前年比62.5%の高速成長を継続している。この他に、石油化学と石油製品も原油価額の上昇とグローバル需要の増加などで実績が改善されていると集計された。
輸出国家別には、米国、中国、欧州連合(EU)の3大市場で4カ月連続で輸出額が増加している。特に、中国向け輸出は石油化学、石油製品を中心に2カ月連続で20%台の増加率をみせた。産業部によれば、中国向け輸出が2カ月連続で20%台の増加を示したのは、2018年8月以来30カ月ぶり。先月の米国向け輸出も64億ドルで歴代2月の最高値を記録し、EU向けは船舶(863.5%)、バイオヘルス(347.3%)、自動車(102.5%)の3業種で並んで3桁の輸出増加率を見せた。
2月の輸入は、前年同期比13.9%増加した421億1千万ドルだった。これにより貿易収支は27億ドルの黒字を記録した。貿易収支は最近10カ月連続で黒字を出している。