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ポスコ 最高実績出したイ・グテク 辞任

原文入力:2009-01-15午後07:43:38
社外重役ら “落下傘はいけない” 警戒

クァク・ジョンス記者 イ・ヒョンソプ記者

‘政界の辞退外圧説’に苦しめられたイ・グテク ポスコ会長が15日結局席から退いた。だがこの日ポスコは昨年、売り上げと純利益で史上最高の実績を記録したと発表した。社外重役らはイ会長の不透明な辞退に対して深い疑問を現わし、外部人士の落下傘式任命に反対するという意向を明らかにした。

ポスコはこの日、「イ・グテク会長が15日決算理事会において辞意を表明した」と明らかにした。イ会長は「任期を1年残しているが、最高経営者は任期にこだわってはならず、現在のような非常経営状況では新しい人物が新しいリーダーシップを発揮して危機を克服することが望ましい」と辞任理由を明らかにした。彼はまた「本人の役目をある程度成しとげたと判断しており、後進に道を開いてあげるために勇退を決めた」と付け加えた。彼は「政府外圧説に対しては全く事実でない」と話した。

イ会長の突然な辞退に対して会社役職員たちはもちろん、社外重役たちも衝撃として受けとめている。社外重役のパク・ウォンスン弁護士とアン・チョルス,アン・チョルス研究所理事会議長は揃って「あまりに突然の便り」,「考えることもできなかったこと」としながら驚いた。パク弁護士は「経済が難しい状況で鉄鋼業界をよく分からない人が外側からきてはいけないというのが私の基本的な考え」として外部人士の落下傘式任命の可能性を警戒した。

この日ポスコは、2008年序盤の原材料価格暴騰と後半期の金融危機にもかかわらず、売り上げ30兆6千億ウォン,営業利益6兆5千億ウォンの営業利益を達成したと発表した。2007年対比売り上げは38%,営業利益は51.8%増加した。優れた経営成果を見せたイ会長の辞任は実績展望を悪化させ、外圧にぜい弱な支配構造リスクをより一層浮上させ株価急落につながった。ポスコ株価は国内で前日より5.28%急落し前日の米国市場でも5.59%も下がった。

イ会長は新しい会長が選任される2月27日の株主総会まで会長職を維持する予定だ。だがポスコは当分、後任会長人事とそれにともなう後続措置による陣痛で経営活動に相当な支障をきたすものと見られる。イ会長の後任にはチョン・ジュンヤン(61)ポスコ建設社長が有力だと知られた。

クァク・ジョンス大企業専門記者,イ・ヒョンソプ記者jskwak@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/333570.html

原文: 訳J.S