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7月のソウルのマンション価格上昇幅、今年最大

登録:2020-08-04 02:12 修正:2020-08-04 08:28
世宗市は6.53%の暴騰、最高上昇率
この4年間で住宅価格が暴騰したソウル麻浦区の孔徳阿ヒョン地域のマンション団地の先月5日午後の様子。写真の下方のマンション団地が、不動産市場で最も多く言及される麻浦レミアンプルジオ団地=キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社

 先月、ソウルのマンション価格が今年に入って最大の上げ幅を記録したことが分かった。世宗市(セジョンシ)のマンション価格の月間変動率は、2012年12月の統計開始以降の最高値を記録した。

 韓国鑑定院が3日に発表した「7月全国住宅価格動向」によると、先月のソウルのマンション売買価格は前月に比べて1.12%上昇した。昨年12月(1.24%)より後の7カ月で最大の上げ幅だ。

 ソウルのマンション価格は昨年の12・16不動産対策発表以降、今年に入り0.45%(1月)、0.12%(2月)、0.10%(3月)と上げ幅が縮小し、コロナ禍などの影響で4月(-0.10%)と5月(-0.20%)は2カ月連続で下落していた。しかし、基準金利の引き下げや豊富な流動性などの影響を受け、再び上昇に転じ、6月は0.13%値上がりしていた。韓国鑑定院は、今回の調査は6月16日から先月13日までの相場変動であり、6・17対策発表直前の取引状況を含んでおり、7・10対策の影響は限定的と説明した。

 京畿道は、広域急行鉄道(GTX)や新盆唐線の延長などの交通の好材料、整備事業や駅周辺開発など開発の好材料がある地域を中心に上昇幅が拡大し、1カ月間でマンション価格が1.30%上昇した。6・17対策でほとんどの地域が規制地域となった仁川(インチョン)は0.64%の上昇で、前月(1.11%)に比べて上昇の勢いが鈍化した。

 首都圏外では、世宗市のマンション価格が6.53%値上がりし、全国で最も高い上昇率を記録した。これは、鑑定院が世宗市の統計を開始した2012年12月以降、最高の上昇率だ。

 一方、先月の住宅(マンション、一戸建て、小規模集合住宅)の伝貰価格(伝貰(チョンセ)は、賃貸契約時に一定金額の保証金を賃貸人に預け、月々の家賃は発生しない賃貸方式。伝貰価格は伝貰保証金の金額)は、ソウルが0.29%、京畿道が0.56%上昇した。ソウルは昨年8月から12カ月連続、京畿道は昨年9月から11カ月連続で上昇している。

チェ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/property/956328.html韓国語原文入力:2020-08-03 20:31
訳D.K