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新型コロナでふさがった韓中の空の道、3カ月ぶりに開き始める

登録:2020-07-13 06:13 修正:2020-07-13 15:38
国土部、週10回から20回に拡大 
韓国国籍機路線、7路線増加 
「3週間の間、感染者出なければさらに拡大」 
 
アシアナ、仁川-南京路線の運航再開 
北京・上海はまだ路線拡大されず
今月12日午前、仁川国際空港1ターミナル出発便の案内電光板に中国南京行きのアシアナ航空便が表示されている。週1回の運航で仁川から南京へ行く航空便は毎週日曜日午後12時20分に、南京発仁川行きの航空便は同日午後2時50分にそれぞれ出発する//ハンギョレ新聞社

 アシアナ航空が仁川-南京路線の運航を105日ぶりに再開した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡散以前、84路線が週1164回運航していた韓中航空路線が、週10回に急減してから3カ月ぶりに再開する見通しだ。

韓中航空路線の運航状況及び計画//ハンギョレ新聞社

 国土交通部(国土部)は12日、中国航空当局との協議を経て、現在週10便運航中の両国の航空路線を週20便まで増やすことで合意したと発表した。海外からのCOVID-19の逆流入を防ぐため、中国政府が3月29日から航空1社あたり1路線で週1便ずつ運航するように制限してきた「1社1路線」政策が約3カ月ぶりにやや緩和される。現在、韓中航空路線は、韓国の航空会社3社が3路線(仁川-瀋陽、仁川-長春、仁川-威海)、中国の航空会社7社が6路線(仁川-北京、仁川-上海、仁川-瀋陽、仁川-廈門、仁川-青島、済州-上海)を週1回ずつ運航している。

 両国が航空路線を週20回まで増やすことにし、これまで3路線を運航してきた韓国の航空会社の路線は7便増える。同日、仁川-南京間の運航を開始したアシアナ航空のほか、今月中にも仁川-広州(大韓航空)、済州-西安(ジンエアー)、仁川-深セン(エア釜山)の路線が再開される予定だ。このほか、ティーウェイ航空などが他の3路線を運航するため、中国当局と協議を進めている。

 ただし、今回追加される韓中路線のうち、北京や上海のような中国の大都市は含まれない。国土部国際航空課のイ・ホジュン事務官はハンギョレとの電話インタビューで、「上海は中国当局が防疫の重要性と高い需要を考慮して、今回の路線拡大対象に入れない方針を明らかにしており、北京は周辺空港を経由しなければならないため、効率性が低く、国内の航空会社は路線を申請しなかった」と述べた。中国は北京に対して、海外からの直航路線を許可していない。現在、仁川-北京を運航中の中国国際航空も青島を経由している。北京に向かう旅客は、青島など北京近隣の経由地4カ所でCOVID-19検査を受けた後、陰性判定を受けなければ北京入りできない。国土部はできるだけ今月中に中国と追加路線協議を終える計画だ。

 国土部は今回の運航拡大措置で、航空便不足による現地の企業家や留学生などの困難もある程度解消できると期待している。中国現地に拠点を置く国内企業は、COVID-19の感染拡大で定期航空便が取れず、これまでチャーター機を利用するなど、移動に困難が多かった。国土部は「特定路線の航空便でCOVID-19陽性反応を示した旅客が3週連続発生しない場合、両国間の協議を経て追加拡大も可能になると予想される」と述べた。

パク・スジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/953320.html韓国語原文入力:2020-07-12 21:01
訳H.J

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