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OECD、今年の世界経済成長率-6.0%の見通し…韓国は-1.2%

登録:2020-06-10 21:15 修正:2020-06-11 07:03
新型コロナ再拡散すれば-7.6%,-2.5%にさらに悪化
経済協力開発機構(OECD)のロゴ//ハンギョレ新聞社

 経済協力開発機構(OECD)は、今年の世界経済成長率を-6.0%、韓国経済は-1.2%と見通した。また、今年第4四半期に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再拡散すれば世界経済は-7.6%、韓国経済は-2.5%にさらに悪化すると予想した。

 OECDが10日に発表した「経済見通し」によれば、今年第4四半期にCOVID-19再拡散の有無にともなう2種類のシナリオを提示した。まず、COVID-19の再拡散がない場合には、世界経済成長率は-6.0%、来年には+5.2%になると見通した。OECDは昨年3月、今年は世界経済が2.4%成長すると予想していた。韓国の成長率予想値は-1.2%で、3月見通し(+2.0%)より3.2%悪化した。来年の成長率は3.1%と予想された。韓国の調整幅(3.2%)は、個別に見通しが発表された主要20カ国(平均8.4%)のうちで最も小さかった。米国と中国の今年と来年の成長率は、それぞれ-7.3%、4.1%、-2.6%、6.8%、ユーロゾーンは-9.1%、6.5%、日本は-6.0%、2.1%と展望された。

OECD(2020),OECD Economic Outlook//ハンギョレ新聞社

 OECDは今年10~11月にCOVID-19が再び世界経済を襲う場合の今年と来年の成長率は、-7.6%、+2.8%と提示した。その場合、韓国の成長率見通しはそれぞれ-2.5%、1.4%だった。

 OECDは韓国に対して「COVID-19のショックを先に経験したが、政府の効果的な防疫措置で他の加盟国に比べ今年の景気低迷は制限的」としながらも「所得減少などで民間消費が萎縮して、非正規職労働者を中心に失業が増えている」と明らかにした。

イ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/948771.html韓国語原文入力:2020-06-10 20:37
訳J.S

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