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経済危機‘女性’にさらに残酷

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/389166.html

原文入力:2009-11-23午前09:32:13
就業者10人中1人の割合‘退出’

ファン・ボヨン記者

昨年働き口を持っていた女性10名中1名は、今年雇用市場から押し出されたことが分かった。

22日韓国開発研究院(KDI)のキム・ヒサム研究委員が作成した‘女性中心の雇用不振現象に対する分析’報告書によれば、希望勤労事業が始まる直前の去る5月を基準として全体就業者は1年前に比べ21万9000人減少し、この内、女性が21万1000人(96.3%)を占めた。経済危機を前後して雇用萎縮現象が女性で格段に目立ったのだ。

実際に去る1年間に女性就業者を襲った変化を追跡してみると、男性とは明確な差を示す。昨年5月就職状態にあった女性の86.3%だけが今年5月にも働き口を持っていた。女性就業者10人中1人の割合で1年間で働き口を失ったわけだ。これに比べ男性は、同じ期間に93.2%が就職状態を維持していた。また働き口を失った後に非経済活動人口に編入された比率は、昨年女性就業者の11.8%であり、失業者に切り替わった比率1.9%より飛び抜けて高かった。失職後の求職活動を最初からあきらめた人々が多いためだ。男性就業者の場合には、同期間に非経済活動人口に編入された比率が4.4%であり、失業者となった比率(2.4%)と大きな差がなかった。キム研究委員は昨年5月と今年5月の経済活動人口調査原資料を連結し個人別パネル資料を再構成する方式でこういう分析結果を出した。

特に女性は初めて職場を求める段階から不安定な雇用状態に置かれていることが明らかになった。韓国労働パネルの2006年青年用付加調査資料を分析した結果、女性が非賃金勤労者として就職する確率は男性より3.2%高く、初めての働き口が正規職である確率は女性が9.1%も低かった。キム研究委員は「2007年基準大卒以上高学歴者の雇用率は、男性が89.2%で経済協力開発機構(OECD)平均(89.1%)に近いが、女性は60.8%で経済協力開発機構平均(79.4%)に比べ大きく下回っている」として「女性の就職環境改善のために持続的努力をしなければならない」と指摘した。

ファン・ボヨン記者whynot@hani.co.kr

原文: 訳J.S