原文入力:2009-10-01午後05:24:14
9月輸出減少率 一桁に…輸入減少も鈍化
知識経済部“4分期には輸出入ともに増加傾向へ反転"
* 不況型貿易黒字:輸出減少より輸入減少がさらに大きい状態
ファン・ボヨン記者
←輸出増減率推移
9月の輸出減少率が昨年の金融危機以後初めて一桁台に進入した。輸入も回復傾向がはっきり感じられたことが明らかになり、輸出より輸入がさらに急激に減る‘不況型貿易黒字’を抜け出す様相だ。
1日知識経済部が発表した‘2009年9月輸出入動向’資料によれば、輸出(通関実績暫定値)は昨年同月に比べ6.6%減った349億7000万ドルと集計された。
こういう輸出減少率は前月(20.9%)より大きく改善されたもので、金融危機で輸出不振が始まった昨年11月以後、初めて輸出減少率が一桁台に下がった。
輸入は1年前に比べ25.1%減った296億ドルを記録した。輸入減少率も前月(32.6%)より鈍化し、今年初めて輸入減少率が20%台に改善された。これに伴い9月の貿易収支は前月の17億ドルより大幅に増えた53億7000万ドルと集計された。1日平均輸出額は昨年10月以後で最大値の14億6000万ドルにのぼり、日平均輸入額もやはり昨年11月以後初めて12億ドル台に回復した。
輸出品目別に見れば、液晶装置(前年同月対比増加率29.4%)が好調傾向を継続し、半導体(22.8%)と自動車(20.5%)が増加傾向に戻り、全体輸出減少率を大きく減らした。船舶と繊維,一般機械,鉄鋼製品なども減少傾向が改善された。地域別では中国(1.9%)と米国(7.8%)等の輸出減少率が一桁台に大きく改善された。輸入の場合、最近の消費心理回復で消費財輸入減少率が前月23.3%から9月には6.2%へ鈍化した。半導体装備と自動車部品などの輸入が増え、資本財輸入減少率(13.5%)も下げ止まった。
イ・ドングン知識経済部貿易投資室長は「すでに不況型貿易黒字構造が終わったと見る」として「9月輸出が、好況だった昨年10月以前の状況を回復し、輸入も原油製品を除けば不況型縮小とは言いにくい」と説明した。
加えて、4分期には輸出入がともに増加傾向に反転し、年間貿易黒字は史上最高値の400億ドルほどになると観測した。
最近の為替レート下落傾向が輸出競争力に及ぼす影響も大きくないと見通した。イ室長は「幸い日本円の強勢が持続しているので価格競争力効果は持続していると見なければならない」として「原則的に外国為替当局と市場原理に任せるものの、必要ならば外国為替当局と為替レートをどのようにリードしていくかについて協議する」と話した。
ファン・ボヨン記者whynot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/379807.html 訳J.S