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金利引上説 先行する市中金利

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/376481.html

原文入力:2009-09-13午後08:24:53
証券会社 CMA口座 5% 軽く越す
実質金利 2ヶ月連続 プラス

ファン・サンチョル記者

韓国銀行が年内に政策金利を引き上げるという観測が市場で力を増している。最近まで来年1分期あたりに政策金利を上げるという展望が支配的だったが、去る10日金融通貨委員会会議後には年内に金利を上げるという展望が次々と出ている。

三星証券は去る11日に出した報告書で、今年11月と12月に0.25%ポイントずつ、年内に0.5%ポイントの政策金利引上を予想した。チェ・ソクウォン三星証券債権戦略チーム長は「韓銀が見るに経済が正常化しただけに住宅市場に現れる副作用が解消される程度に政策金利を引き上げると判断される」として「韓銀が3%~3.5%水準まで金利引き上げを望んでいると見られる」と話した。

現代証券も来年1分期後半と予想した金利引上が年内になされると見通しを変更した。

来年1分期に金利引上が可能だという展望も侮れない。ユン・ヨサム大宇証券研究員は「民間領域の不振とグローバル景気に対する不確実性を考慮する時、来年1分期に金利を上げるものと予想する」と話した。

一方、市中金利は上昇勢が続いている。銀行の1年満期定期預金金利が最高4%中盤台に入り、証券会社の総合資産管理口座(CMA)は最高5%を越える金利を提示している。証券会社と銀行が高金利商品を相次ぎ出して資金引き込み競争を行っており、今後金利はさらに上がる可能性が大きい。91日物CD(譲渡性預金証書)金利は去る11日現在2.59%に上がり、5年満期国庫債金利も4.96%まで急騰した。

物価上昇率が下落し実質金利もプラス(+)に反転した後、騰勢が続いている。韓銀と統計庁資料によれば、預金銀行の実質金利(新規取り扱い額基準)は7月0.9%で6月0.5%に続き2ヶ月連続プラスを記録した。韓銀が集計する7月の貯蓄性受信平均金利は2.9%だったが、ここに消費者物価上昇率(1.6%)と利子に賦課される利子所得税(15.4%)を除けば0.9%程度となる。実質金利は今年1月-0.2%,2月-1.4%,3月-1.4%,4月-1.2%,5月-0.3%等とマイナスを記録してきた。

ファン・サンチョル記者rosebud@hani.co.kr

原文: 訳J.S