原文入力:2009-01-08午後07:27:17
CD金利3.25%など市中金利下落傾向加速
CP純発行・ファンド流入急増 “不安心理緩和”
チョン・ナムギ記者
←市中金利推移
市中金利が大きく下落する中で会社債と企業手形(CP)発行が増えるなど金融市場が好転する様相を見せている。
8日韓国銀行が発表した‘2008年12月度金融市場動向’によれば、3ヶ月譲渡性預金証書(CD)金利は昨年11月末の年5.45%から8日3.25%に下落し、3年満期AAA等級銀行債金利は7.86%から4.96%に、3年満期AA-等級会社債金利は9.01%から7.25%に下がった。特に譲渡性預金証書金利が8日一日で3.92%から3.25%に0.67%ポイント暴落するなど市中金利の下落傾向がより一層加速化している。
会社債と企業手形発行も増加傾向に反転した。会社債純発行は昨年10月6千億ウォン,11月1兆ウォンだったが12月には2兆6千億ウォンに大きく増加した。企業手形純発行も11月3兆5千億ウォンから12月4兆2千億ウォンに増加した。まだ実物経済好転につながっていないものの金融市場の信用梗塞はだいぶ好転する様相だ。
市中金利の下落により銀行圏資金は資産運用会社側に移動している。先月資産運用会社の受信増加額は13兆3248億ウォンで前月の2兆8267億ウォンから5倍ほど急増した。特に金利が相対的に高い短期商品のマネーマーケットファンド(MMF)には8兆5650億ウォンが流入し前月(5兆6801億ウォン)に続き高い増加傾向を維持した。派生商品ファンドなど新種ファンドにも4兆5229億ウォンが流入し、債権型ファンドも2138億ウォン増えた。株式型ファンドも株価上昇に力づけられて資金流入規模が前月の1119億ウォンから5575億ウォンに増加した。
反面銀行受信は10兆9397億ウォン急減して、2006年1月(-11兆6千億ウォン)以後最大の減少幅を記録した。特に貯蓄性預金は5兆6949億ウォン減少し、譲渡性預金証書(CD))と転売条件付き債権(RP)等市場性預金でも9兆ウォンが流出した。ただし実勢要求払預金は4兆2301億ウォン増加した。
韓銀関係者は「預金金利が下がり不安心理が多少緩和したことにより資金の流れが銀行から資産運用会社側に変わったようだ」と分析した。韓国銀行が先月初め基準金利を年4%から3%に大幅引き下げ韓国ウォン流動性供給を大きく膨らませて市中金利は着実に下落してきた。
ただし資金難に陥っている企業の信用梗塞が相変らず解けずにおり為替レートの不安要因も依然として潜在している。12月一ヶ月間で3年満期BBB+等級会社債金利は11月末10.65%から7日9.71%に0.94%ポイントの下落に終わって、それほど大きく下がらなかった。国庫債と会社債(AA-基準)金利スプレッド(差異)も4.14%ポイントから4.07%ポイントで小幅縮小に終わった。8日外国為替市場でウォン-ドル為替レートも40.5ウォン暴騰し1333ウォンで締め切られるなど不安な姿を見せた。 チョン・ナムグ選任記者 jnamki@hani.co.kr