原文入力:2009-09-02午後08:29:33
イ・ジョンヒ議員 ジニ係数 調査“下位階層 資産保有 0 水準”
キム・ギテ記者
不動産と株式など資産保有額の階層別不平等程度が所得不平等よりジニ係数基準で2倍近く大きいことが分かった。
民主労働党イ・ジョンヒ議員室で国会予算政策処の分析を受け2日公開した資料によれば、2007年基準で我が国の総資産ジニ係数が0.7069と現れた。これは我が国世帯の市場所得ジニ係数の0.3597より2倍近く高い水準だ。階層別不平等程度を現わすジニ係数は0と1の間で数値が高いほど不平等程度が激しいという意味だ。
予算政策処は韓国労働研究院‘韓国労働パネル’に現れた5069世帯の2007年金融資産と不動産資産など総資産所有実態を分析しこういう結果を出した。ここで金融資産は銀行および非銀行預金,信託,株式,貯蓄性保険,契,私的貸出などを含み、不動産資産は住居用住宅およびその他非住居用不動産資産を指す。
イ・ジョンヒ議員は「階層別資産所有分布を現わすローレンツ曲線を見れば、所得水準が低い1分位と3分位世帯の資産保有は‘0’に近い」として「現在のように不動産価格が暴騰することになれば保有不動産資産価格の上昇にともなうキャピタルゲインの差を発生させることに止まらず、所得が少ない家計の住居費用(賃貸費用など)を増加させる可能性が高い」と明らかにした。
イ議員はまた「不動産価格上昇に対して政府が適切に対処しないならば資産ジニ係数はさらに上昇することとなり、強力な金融規制はもちろん、総合不動産税や譲渡税の緩和のような政府政策を全面再検討しなければならない」と話した。
キム・ギテ記者kkt@hani.co.kr
原文: 訳J.S