原文入力:2009-08-21午前07:10:56
米国抜き最大市場に浮上‘龍争虎闘’
現代車も国外初めての新車発表場所に中国選択
パク・ミンヒ記者
去る18日夕、中国,北京センターの高級ホテル パークハイアット,現代自動車が最高級車種である新型エクースを中国市場に送り出す新車発表会を開いた。
現代車は新型エクースを海外市場にお披露目し、初の新車発表会場所として米国でなく中国を選択した。中国の富裕層をターゲットに‘王と王妃が乗る車’というイメージを強調するために雄壮な舞台を設け王族に扮装したモデルを登場させた。販売価格が67万7千中国元(1億2350万ウォン)~91万中国元(1億6600万ウォン)の新型エクースはこの間トヨタ レクサス,アウディ,ベンツ,BMW等が主導してきた中国高級車市場に挑戦状を投じたわけだ。
中国が今年米国を抜き世界最大の自動車市場に浮上して、万里長城の頂上に上がろうとする全世界自動車企業等の‘龍争虎闘’が火花を散らしている。中国市場は今や全世界自動車企業等の‘生存’と‘未来’がかかった格闘場になっている。
現代車関係者は「かつては海外市場に新車を出そうとすれば米国から始まりヨーロッパを経たが、今は中国を選択する他はない。米国とヨーロッパの自動車市場の需要は増えなくなっているが、中国市場は爆発的に成長している」と話した。現代車は今年前半期の中国販売が昨年比56%も増え全世界販売順位4位に上がった。
中国の自動車販売は今年3月から7月まで連続5ヶ月毎月100万台を越えた。7月は自動車販売のオフシーズンだが、今年の販売量は108万5600台で昨年同期対比63.57%急増した。
最大要因は中国政府が出した景気浮揚策だ。中国政府は今年末まで排気量1600cc以下の小型車販売税を既存の10%から5%に下げた。大都市はすでに自動車であふれているが、地方中小都市で急速に需要が増加しているのも一因だ。
‘故郷’で苦戦している米国とヨーロッパ企業等も中国に生存の糸口を求めている。フォルクスワーゲンは7月中国市場で12万8千台を販売し、史上最大販売記録を立てた。米国で破産申請をするなど苦戦したGMは昨年中国で109万台を売り、今年はすでに100万台を越えたと知られた。
競争が熾烈なだけに牽制も激しい。現代車関係者は「エラントラが道路で半分に割れたという根拠のない合成写真がインターネットに上がってきて競争企業等がこれを利用したりもしている」と話した。
専門家たちは中国自動車市場の好況が少なくとも今年下半期までは維持されると展望する。しかし、一部では中国政府の景気浮揚資金注入が下半期には減るに違いなく、そのために沈滞がくることが考えられるという憂慮も出ている。
北京/パク・ミンヒ特派員minggu@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/372366.html 訳J.S