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“韓国・日本, 輸出依存激しく苦戦…中・印 内需伸張基礎に躍進”

原文入力:2009-01-04午後08:01:33
歴史学者 ポール・ケネディ教授
経済危機後 勝・敗者予想

イ・グンヨン記者

←ポール・ケネディ(写真)

“今年、輸出依存度が高い韓国と日本は苦戦をまぬがれなず、中国とインドは躍進するだろう。”
<強大国の興亡>著者の歴史学者ポール・ケネディ(写真)米国エール大教授は3日(現地時間) <ブルームバーグ ニュース>に寄稿した‘新しい世界秩序の浮上’という文で今年世界が経済危機を体験し終えたら‘勝者’と‘敗者’に分かれるという予想を出した。

ケネディ教授は「金融危機の波紋で2008年にはすべての国家が敗者だったが、混乱が去れば誰が勝者で誰が敗者なのかはっきりする」として「米国,ロシア,ベネズエラ,イラン,日本,台湾,韓国,大多数アフリカと南米国家らは勢力を失う側に、中国,インド,ドイツと北ヨーロッパ国家らは相対的に善戦する国家に区分されるだろう」と主張した。彼は「2008年1月の秩序が2009年12月にも全く同じとは考えない」と付け加えた。

韓国と日本などは輸出と海運業,電子産業などに対する依存度が高く逆境を克服しにくい反面、,中国は内需伸張を基礎に5~6%の経済成長率を記録すると展望した。パキスタンと戦争をしない限りはインドも勝者の隊列に入るとケネディは語った。

彼の分析によれば、今年ヨーロッパでは確実な流動性を確保しているノルウェーなど北ヨーロッパ国家らが勢力を維持するのに比べて、中部・東部ヨーロッパ国家らは競争力が弱まる。

最高品質商品と最上の社会間接資本,堅実な金融など三拍子をそろえたドイツは、信用危機と財政赤字で困難を経験する英国,フランス,イタリア,スペイン,ギリシャなどと違い、力を強化して行くと予測された。ケネディは「ドイツの人々はクレジットカードをほとんど使わない。米国人よ,記憶しなさい!」と助言した。

彼は「米国財務部が財政赤字を埋めるために1兆ドルの低金利債権を発行しても中国の投資家たちがスイス ファンドや金,スコットランド不動産の代わりにこの債権を買うだろうと期待することができようか?」と疑問を提起しながら「アジア人らが債権購入を拒否すれば米国の金利は再び上がるほかはないだろう」と語った。

イ・グンヨン記者 kylee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/331235.html

原文: 訳J.S