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‘企業型スーパー’相次ぎ保留 大型企業等‘一歩後に’

原文入力:2009-07-22午後10:45:35
ロッテスーパー 開店計画 修正検討など速度調節

イ・ジョンヨン記者,イ・ジョンフン記者

←仁川地域スーパーマーケット商人と市民社会団体会員たちが去る21日午後、三星テスコが運営する企業型スーパーマーケット(SSM)‘ホームプラス エクスプレス’が開店しようとしていた仁川市,延寿区,玉蓮洞の売場ガラスドアに‘開店計画撤回’を要求する手立て札を付けている。仁川/聯合ニュース

大型流通企業らが零細商人たちの相次ぐ事業調整申請と批判世論に押され今年の企業型スーパーマーケット(SSM)事業計画修正を検討したり、すでに予告した新店舗開店を保留するなど一歩後退している。

三星テスコ関係者は22日「事業調整申請が受け付けられた‘ホームプラス エクスプレス’(三星テスコのスーパーマーケット ブランド)開店を無期限延期し、その後も開店時期が確定したところはない」と話した。企業型スーパーマーケットの相次ぐ開店で流通業界の強者になるという方針から速度を調節している。三星テスコが7月に入り新しく開店したホームプラス エクスプレスは2ヶ所だ。今年末まで100ヶ所余りをさらに開くというイ・スンハン会長の方針により、今年2月には11ヶ所,5月には12ヶ所,先月は6ヶ所を開店するなど攻撃的経営行動を見せたこととは全く違う様子だ。

ロッテ,新世界など他の大型流通企業も企業型スーパーマーケットの新規開店に慎重な態度を見せている。ロッテショッピングは自社スーパーマーケット ブランドである‘ロッテスーパー’開店計画の修正を検討している。この会社の関係者は「今年下半期にロッテスーパー20ヶ所余りを新しく開店する計画だったが、最近の世論悪化などで目標を修正する可能性が高い」と話した。‘イーマート エブリデイ’というブランドでこの市場に遅れて参入した新世界側はホームプラス エクスプレスに対する事業調整申請結果や政府規制の方向を見守りながら事業を推進するという方針をたてた。

全般的な保留の動きが現れている中で、業者別対応には温度差が一部あらわれている。三星テスコとは異なりロッテ,新世界は反発を避けられる地域を中心に新規開店を推進している。新世界は21日瑞草洞に‘イーマート エブリデイ’ 5号店を開き、来週までに店舗3ヶ所をさらに開く計画だ。‘ロッテスーパー’もこの日京畿議政府市に143号店である緑楊店を開き、24日にも3ヶ所で営業を始める。

6月末現在、4ヶ大型流通業社が運営する企業型スーパーマーケットは全国423ヶ所に達する。昨年末328ヶ所から半年間に95ヶ所も増えた。今年初めて登場したイーマート エブリデイを除けば、昨年企業型スーパーマーケットの全体売り上げ規模は2兆1200億ウォンに達する。これは2008年スーパーマーケット全体の売上(12兆5000億ウォン)の17%ほどを占める。大型流通業社らは景気低迷で消費者の近距離消費傾向が強くなりスーパーマーケット市場の成長の勢いが高まると判断し今年に入りより一層攻撃的にスーパーマーケット事業を展開してきた。

大型流通業社が路地商圏に速い速度で浸透する動きに対抗する地域商人の反発は今後より一層荒くなる展望だ。企業型スーパーマーケット進出を阻むための中小商人の動きは全国に広がっている。22日京畿安養市,万安区,安養4洞の安養中央市場商人たちはホームプラスに対する事業調整申請を中小企業中央会に出した。中小企業中央会は申請者格不備を理由に補完を要求し書類受付をひとまず保留したが、事業調整申請の動きは絶えることなく続く。大田,昌原,馬山など全国の中小商人の間でも事業調整申請を急ぐ姿が現れている。チュ・ミンホ中小企業中央会企業協力チーム課長は「首都圏と忠清圏はもちろん嶺湖南でも事業調整申請要件などに対する中小商人の問い合わせが急増している」と話した。

イ・ジョンヨン記者xingxing@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/367261.html 訳J.S