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韓国 4月輸出は8%減少…対米輸出まで減る

登録:2015-05-01 23:12 修正:2015-05-02 05:31
 462億ドル 4カ月連続下落
 輸入はそれ以上に減って85億ドルの黒字
京畿道平沢港で輸出のために出荷を待っている現代・起亜自動車の完成車=資料写真//ハンギョレ新聞社

 今年4月の輸出額が昨年同月より8.1%減少し、4カ月連続でマイナス成長を記録した。 原油価格の下落と世界的な交易鈍化などの否定的条件が重なり、輸出額の回復に対する憂慮が高まっている。 ほとんど全地域に対する輸出が減る中で、対米輸出はそれでも1分期には3カ月連続で増加傾向を見せていたが、4月にはついに-2.7%に後退した。

 産業通商資源部は1日、4月の輸出額が462億2000万ドルで昨年4月比で8.1%減ったと明らかにした。 今年1月-1%、2月-3.3%、3月-4.3%であった点を考慮すれば、4月の減少幅が今年に入って最大だ。

 品目別にはコンピュータ(37.3%)、半導体(7.5%)、一般機械(1.2%)を除き、石油製品(-43.3%)、家電(-24.3%)、石油化学(-20.1%)、平面ディスプレイ(-8.4%)等、残りの主要10品目で全て減少した。石油製品・石油化学は原油価格の下落などにより昨年4月の86億8000万ドルから59億2000万ドルに輸出額が減った。 鉄鋼、繊維類も中国の需要停滞などにより輸出額が減った。 地域別に見れば、日本(-12.6%)、ヨーロッパ連合(-11.9%)、中国(-5.2%)、アセアン(-19.8%)、中南米(-11.4%)で、ほとんど全地域で減少し、中東輸出は1.4%増えた。

 輸入は主要原材料の単価下落により減少幅がさらに大きかった。輸入は昨年同月に比べて17.8%減った377億ドルで、貿易収支は85億ドルの黒字だった。 貿易収支は39カ月連続黒字記録を続けている。 産業通商資源部は「昨年の下半期以後、唯一好調を示してきた米国経済の成長率が最近鈍化して、対米輸出が減少に反転した。 また輸出については5月にも主要品目の単価下落、精油・石油化学施設整備などの影響で減少傾向が続き、6月以後に増加に転じると見られる」と明らかにした。

ソン・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/689464.html 韓国語原文入力:2015-05-01 21:24
訳J.S(980字)

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