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「サムギョプサルデー(3月3日)」に豚バラ三枚肉は本当に売れるのか

登録:2015-03-03 01:01 修正:2015-03-03 07:16
流通業界の割引販売などで
 毎年3月1〜3日の売上高3倍に
サムギョプサルが美味しそうに盛り付けられている。写真提供現代デパート//ハンギョレ新聞社

  「3が重なる日に食べるから、よりおいしい」
 12年前、小学生の言葉にピンと来た

 豚一匹からわずか10キロしか出ないというサムギョプサル(豚バラの三枚肉)。赤身と混じり合った脂肪特有の風味にファンが多い。韓国人の格別なサムギョプサル愛は、「サムギョプサルデー(3月3日)」からもうかがえる。普段食べているだけでは物足りなかったのか、「日にちを決めて食べてみよう」としたほどだ。ところで、サムギョプサルデーには本当にサムギョプサルがたくさん食べられているのだろうか?

 結論からいうと、通常よりもサムギョプサルが3〜4倍程度多く売られる。 Eマートの一日平均サムギョプサルの売上高資料によると、2013年3月(1〜3日を除く)一日平均売上高は2億4000万ウォン(1円=約9円)だったが、1〜3日は7億6000万ウォンでサムギョプサルデーを含む3日間の売上高が平均の3.16倍だった。 2014年3月(1〜3日を除く)は2億2000万ウォンだったのに比べ、1〜3日は6億ウォンで2.72倍だった。今年の場合、先月一日平均売上高は2億5000万ウォンだったが、3月1日の一日の売上高が7億ウォンを記録した。

 ロッテマートの売上高も似ている。 2012年サムギョプサルデーシーズン(3月1〜3日)は、前月の2月の同じ期間(1〜3日)に比べて3.2倍、2013年には3.6倍、2014年4.4倍の売上で、規模が増えた。ロッテマートの関係者は、「売上高は開示できないが、サムギョプサルデーに“サムギョプサルの需要集中現象”が毎年激しい」と話した。

 サムギョプサルデーにこのようにサムギョプサルがたくさん売れるのには、流通業界の大々的な割引販売イベントも一役買っている。多く売れるほど需要が拡大し、卸値相場も2月中下旬から高空行進を続ける。大韓韓豚協会の日々枝肉相場表によると、1月末に1キロ当たり4200〜4400ウォン台だった卸値が、旧正月以降の23〜25日には4600〜4900ウォン台を記録した。昨年の場合、2月20日までは3900ウォン台を維持したが、サムギョプサルデーの3月3日には5006ウォンで初めて5000ウォン台を突破した。

 最初のサムギョプサルデーは、2003年3月3日に遡る。今年で13回目だ。由来については諸説あるが、文献上最もそれらしい根拠があるのは、2003年2月20日、坡州(パジュ)畜産協同組合のソン係長にある組合員が電話で提案したことから始まったという説だ。ある小学校の生徒たちが先生とサンギョプサルを焼いて食べたが、「数字“3(サム)”が“重(キョプ)”なる日にサムギョプサルを食べるから、より美味しく感じる」とし、3月3日を、サムギョプサルを食べる日にしようと提案したそうだ。ソン係長がこれをインターネットのホームページに載せたところ、反応が良かったという。農協中央会と農林部がこのような内容を把握し、全国イベントとして推進したが、(3月3日まで)あまり時間がなかったため、最初の年は坡州畜産協同組合のみ消費促進イベントを開催した。当初のイベントの趣旨は、サムギョプサルだけでなく、あまり売れない部位の消費促進も兼ねたものであった。

キム・ジョンピル、キム・ヒョジン記者、 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.03.02 20:28

https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/680447.html  訳H.J

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