航空需要2025年に2倍になる見込み
空港拡張妥当性検討へ
韓国東南地域の空港に続き済州(チェジュ)島の空港の航空需要も大きく増え、空港の拡張や新設が必要だとする政府の推定値が提示された。最近の国内外の航空需要急増と格安航空会社の成長などにともなう結果と考えられる。
国土交通部は12日、「済州航空需要調査」に関する研究の最終報告会を開き、「済州の航空需要が2013年に2006万人で、毎年4.4%増加して2025年には2倍に肉迫する3939万人に増えると予想される。 したがって済州空港の将来需要に備えるために空港インフラ拡充に対する事前妥当性検討を始める」と明らかにした。 今回の需要調査は韓国航空大学産学協力団が行った。 今年中に始まる事前妥当性検討に10億ウォンの予算が投入される。 今回の研究結果を見ると、済州空港の将来需要は2015年2309万人、2020年3211万人、2030年4424万人に急増し、2035年4549万人、2040年4557万人で安定すると予測された。 このような流れにより需要が2830人に達する2018年からは滑走路が混雑すると予想された。 済州空港の利用客は2008年1245万人から昨年2006万人に5年の間毎年平均10.1%増えたし、今年上半期には増加率が14.1%に達した。
このような航空需要の爆発的な増加は2012年の中国人のビザなし入国の施行にともなう中国人観光客の増加から始まったと見られる。 2008年17万5千人だった中国人観光客は2013年181万2千人で5年で10倍以上増えた。 また、低費用航空会社成長により済州訪問者が大きく増えたのも他の理由になった。 2006年3.1%に過ぎなかった格安航空会社の済州空港占有率は昨年53.7%で17倍以上に増えた。
したがって今回の事前妥当性検討は既存空港に滑走路を追加したり新しい空港を作るなどすべての方案を含むと予想される。 短期的にはターミナルなど施設拡張と再配置、航空機誘導路増設、管制能力向上など運営方法の改善を通じて需要増加を耐えられていく計画だ。 ホ・ヒヨン韓国航空大学教授(経営学)は「済州空港は航空需要が急増して空港拡充が急がれるがまだ妥当性検討さえされなかった。 費用に比べた利便性では既存空港の拡張が望ましいが、空港新設まで含め総合的に検討するように願う」と話した。
韓国語原文入力:2014.09.12 11:43