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地方経済 ‘急墜落’

原文入力:2009-05-22午後09:16:08
1分期 製造業生産 16%暴落
就業者数も 4万5千人減少
月別 景気下落は多少沈静

チェ・ウソン記者

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今年に入り地方製造業景気がさらに深いどん底に陥っている。
22日韓国銀行が発表した‘最近の地方経済動向’資料によれば、今年1分期にソウルを除く地方の製造業生産は昨年同期より16.2%減った。これは韓銀が1985年関連統計を出し始めて以来、分期基準で最大幅の生産減少だ。また1分期ソウルを含めた全国製造業生産減少率(13.5%)を上回り、景気低迷とともにソウルと地方間両極化が深化していることを示している。

地域別では大邱・慶北圏(-25.2%)が昨年4分期(-18.6%)に続き2分期継続して下落幅が最も大きく、仁川・京畿圏(-19.2%)と光州・全羅圏(-18.0%)も深刻な不振を免れなかった。特に昨年4分期だけでも生産が11.7%増えた済州地域は今年1分期には景気が急速に凍りつき10.3%の減少に反転した。

このような事情を反映するように、1分期地方製造業況指数(BSI)は47で基準値(100)を大きく下回ったと調査された。業況指数が基準値を下回れば景気状況を否定的に見る業者数が多いという意味だ。地方製造業況指数は昨年3分期(74)と4分期(57)に続き険しい下落傾向だ。

雇用と消費指標にも全て赤信号が点った。1分期地方の就業者数が4万5千人も減り、失業率(3.6%)が2005年1分期(3.9%)以後最も高い水準に急上昇した。釜山・蔚山・慶南圏(-3万2千人)の就業者減少幅が最も大きく、江原(1万8千人増加)を除く全国すべての地域で働き口が減った。1分期地方の大型小売店販売は昨年同期より3.8%減り、昨年4分期(-2.4%)より減少幅が更に大きかった。乗用車新規登録台数もやはり減少幅が昨年4分期13.7%から今年1分期には18.6%に拡大した。

ただし、月別基準では険しい景気下落傾向が多少落ち着く姿も現れた。製造業生産は1月には27%も減ったが2月(-10.0%)と3月(-10.9%)には減少幅が多少和らいだ。1分期に平均72を記録した生活状態消費者展望指数(CSI)も4月には82までのぼったと調査され、景気が難しいと見る人々がまだ多いが景気回復に対する期待感が少しずつ大きくなっていることが明らかになった。生活状態指数はこれから6ヶ月後の生活状態に対する消費者らの期待値を数値で現わしたものだ。

チェ・ウソン記者morgen@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/356300.html 訳J.S