原文入力:2009-05-21午後08:56:58
昨年 都市勤労者世帯 ジニ係数 0.325…5年連続上昇
キム・ソンファン記者
←ジニ係数推移
昨年我が国ジニ係数が史上最高を記録した。貧富格差がもっとも深刻になったという意だ。
21日統計庁の ‘所得分配指標’ を分析すると、昨年1人世帯と農村世帯を除く我が国 ‘都市勤労者世帯’ 所得を基準として計算したジニ係数は0.325となった。1990年関連統計を始めた以後、最も高い数値だ。ジニ係数は0と1の間の値で、1に近づくほど大きな不公平を意味する。
1999年0.303で頂点をとった後、小幅騰落を繰り返した我が国のジニ係数は2004年(0.301)以後から持続的な増加傾向に入り込んだ。
1人世帯と農村世帯を除く ‘全国世帯’ のジニ係数も2003年以後継続して上がっている。昨年0.331を記録し、2007年と比較すると0.002上がった。
これは片方では回復傾向に反転した株式・不動産などで資産を増やし、他方では仕事場を見つけることができず経済不安に苦しめられるという両極化現象が深くなっているためと解説される。
ユ・キョンジュン韓国開発研究院(KDI)研究委員は「最近、非経済活動人口が急速に増加している状況で所得不平等程度が悪化する現象は当分続くだろう」と展望した。
ユ委員は「政府の再分配政策効果を反映した可処分所得基準ジニ係数は昨年むしろ低下したが、これは以前の政府から進められた所得再分配政策の効果と2008年初めの景気の影響であるだけ」と話した。
キム・ソンファン記者hwany@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/356133.html 訳J.S