原文入力:2009-05-12午後10:03:24
‘くつろぎの里 示範地区’ 波及効果
細谷・牛眠地区 民間中大型 3000世帯供給に止まり
3.3㎡当たり1600万ウォン目標分譲価格でも庶民には手に余る
チェ・ジョンフン記者,キム・キソン記者
←国土海洋部がくつろぎの里住宅示範団地の一つに指定したミサ地区予定地の京畿河南,望月洞の開発制限区域全景。河南/キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr
政府がくつろぎの里示範地区4ヶ所の内、3ヶ所を漢江以南の江南地域に指定したことにより、江南圏住宅市場に及ぼす影響に注目が集まっている。江南圏に新しいアパート団地が造成されれば、今年に入り強含みになっている江南住居価格を安定させる波及効果が現れるかどうかが核心関心事だ。
不動産業界では江南細谷地区と瑞草牛眠地区がそれ自体として江南圏に属する人気住居地域だと見ている。また河南ミサ地区の場合、厳密に言えば江東圏だが、大きく見れば江南圏に隣接した‘準江南圏’と評価する。特にミサ地区は住宅4万世帯が入る大規模 ‘新都市’ 級という点で市場の注目が集まっている。
江南細谷地区と瑞草牛眠地区は二ヶ所をあわせて供給される物量が1万1000世帯で多くない方だ。この内、中小型のくつろぎの里住宅を除き民間が作る中大型住宅は3000世帯に止まる。したがって昨年江南中心部の松坡区,蚕室洞と瑞草区,盤浦洞で中大型と中小型再建築アパート1万5000余世帯が相次いで入居し、江南全体の住居価格をしばらく安定させた効果を再現することは難しいだろうという評価が出てくる。
分譲価格がどれくらいになるかも変数だ。国土海洋部はくつろぎの里住宅は周辺分譲価格より15%程度安くすると公言したが、牛眠洞の例をあげれば周辺相場より15%安いと言っても、分譲価格は3.3㎡当たり1600万ウォンに達することになる。現在、牛眠洞の中小型アパート価格は3.3㎡当たり2000万ウォンを上回っている状況であるためだ。国土部関係者は「分譲価格は今年末の実施計画確定の時に輪郭が出てくる予定で予想価格を推定するには早い」と話した。しかし、政府目標のとおり周辺より15%低い分譲値段と言っても、無住宅庶民が譲り受けるには手にあまる水準という指摘が出ている。
河南ミサ地区に対しては業界の評価が多少交錯する。ミサ地区の場合、くつろぎの里住宅を除いても1万世帯の中大型民間住宅が供給される予定なので、江南圏住宅需要を一部吸収するという分析が出ている。パク・ウォンガプ スピードバンク副社長は「河南ミサ地区の場合、分譲価格が安く漢江辺とオリンピック大路に挟まれていて板橋新都市に劣らない人気を享受するだろう」と見通した。反面、パク・サンオンU&Rコンサルティング代表は「ミサ地区の位置が良くはあるが、庶民住宅中心なのに加え供給物量を増やすために高密度に開発するという点が短所」と話した。地区全体では中小型住宅と賃貸住宅が多く江南圏入城を希望する中産層の選好度は低いだろうという予想だ。
キム・ヒソン不動産114専務は「くつろぎの里示範地区の市場波及力は景気状況により変わる」としながら「最近土地,住宅市場が完全に回復していないし河南ミサ地区を除いては規模も小さく近隣地域に及ぼす影響は制限的だろう」と診断した。
チェ・ジョンフン記者cjhoon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/354531.html 訳J.S